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大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり クロスケ、恋をする (徳間文庫)

大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり クロスケ、恋をする (徳間文庫)

大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり クロスケ、恋をする (徳間文庫)

作家
高橋由太
出版社
徳間書店
発売日
2011-10-07
ISBN
9784198934491
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大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり クロスケ、恋をする (徳間文庫) / 感想・レビュー

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アルピニア

シリーズ第三巻。江戸の町に疫病神が現れてお園さん、統子さん、夜ノ介長官からなんと幕府転覆を企む善鬼まで流行病に罹ってしまった。そんな時にクロスケが行方不明に。刀弥とお久美(善鬼の子分)は疫病神を退治するため、妖しの森に向かう。今回も怖くて醜いのは妖よりも人の怨恨。生きる時間のスパンが違う妖と人はわかりあえないのか・・。クロスケの切ない気持ちに胸が締め付けられる。それにしても雷獣の妖力恐るべし。まだ続きそうな終わり方だが、雷獣びりびりはこれ以降出ていないようだ。別のシリーズに引き継がれているのだろうか。

2018/12/19

ちはや@灯れ松明の火

妖だって恋をする。ぽつねんと取り残された心の隙間をくぐり抜けて、びりびりと響く想い。ひとりは寂しいから、誰かに一緒にいてほしいから。お医者様でも草津の湯でも治せぬ恋の病と謎の流行り病がダブルパンチでお江戸を襲う。消えた雷獣、倒れる人間、その分働かされる妖怪、見せ場が回ってきた主人公。いざ疫病神を討伐せん。敵は敵、だけど共通の緊急事態を前にすれば一時休戦も選択肢のうち。不敵な笑みの裏側にある情けと怨みが見え隠れする。ただ白黒だけで割り切ることなどできはしないと。妖だって恋をした、びりりと刺さる痛みを知った。

2012/07/17

はらぺこ

やっぱり続くんですね。そろそろ続きが出る頃なんでしょうか?内容を忘れない内に出して欲しいです。 『黒天狗京八流』の黒天狗の使い方が雑。今回登場させる必要があったかどうか疑問。 善鬼の母親は、広い意味での「殺された」なのか、実際に○○の手に掛かって「殺された」のかどっちやろ?前作で刀弥の実の親が幕府の偉いさんって事を匂わせてるので後々絡んでくるんでしょうねぇ。

2012/06/14

はる

疫病神がやって来て病気が蔓延してしまった江戸。でも、疫病神になった理由とか聞いたら切なさで一杯になってしまいました。私はお見津のお母さんが死に際にいったこの疫病神がって言う一声が心に刺さりました。実の母からは絶対に聞きたくない言葉ですね。

2017/02/16

nyanco

お園さんが病に倒れた後を妖かし達が切り盛りする様子が良かった。 特に、カッパの九助が! クロスケに「妖かしの森」について語るシーンがいいな~ そして疫病神の正体も、その悲しい過去の物語も良い感じでした。 やや物足りなさを感じましたが、やはり楽しみのシリーズです。

2012/01/02

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