夫は泥棒、妻は刑事 1 盗みは人のためならず<新装版> (徳間文庫)
夫は泥棒、妻は刑事 1 盗みは人のためならず<新装版> (徳間文庫) / 感想・レビュー
absinthe
泥棒と刑事の仲睦まじい若夫婦の短編シリーズ第一巻。一巻だけに夫婦のなれそめが書かれているかと期待したが、そうでは無かった。赤川次郎氏はいろいろ遊べる設定を考えたらしく、悪い女はとことん悪く、金持ちは金持ちらしく、泥棒も刑事もまったくそれらしくステレオタイプ通りに動く。それぞれちゃんとミステリーにもなっている。あとがきによると、氏の生み出したシリーズは20にも及ぶらしい。軽い作家と言われるが、多作の手腕は凄いものがある。
2021/04/13
白雪ちょこ
このシリーズは本当好き。 今まで最初を見ていなかったため、どういう流れなのかなど、2人のストーリーを知ることができた。 昔の作品という事もあり、ラブラブっぷりやえっちぃシーンがバンバンに多い気がする。 作品内容も8話の短編集となっているため、サクサクと読むことができ、事件や犯人像は単純なので、読み進めることができる。 初登場の道田くんを、淳一が「道田」と呼び捨てにしているのも、なんだか新鮮。 初回だったため、淳一にトゲトゲしさやダンディさが増しているが、巻を進む事にマイルドさが増している気がした。
2022/09/12
したっぱ店員
奥様の名は真弓、旦那様の名は淳一。ふたりはごく普通に結婚しました。ただひとつ違ったのは、奥様が刑事なのに、旦那様は泥棒だったのです・・。赤川さん読むの何十年ぶりだろう・・。はっきりくっきりしたキャラの人物がテンポよく動き、読みやすく楽しい。30年前の作品なので、時折古い言い回し(「翔んでる女」とか)があったり、妻が銃をやたら撃ちまくりなのがちょっと「おいおい・・」と思いはするが、ユーモアミステリの王道、堪能できます。続きも読もう。
2012/01/15
ひまわり*
1話完結の8つの短編集で、シリーズ1作目。途中を1冊読んでますが、1冊目からぶっ飛んだ勢いの感じだったのですね!夫の泥棒するためのトリックというか作戦?の視点が多かったかな。初回から見事なラブラブっぷりな夫婦で毎度毎度イチャイチャ(笑)仲良し夫婦!妻の真弓は怒るとすぐ拳銃を取り出し暴発させるし(笑)うっそぉ!!というノリなごまかしがまかり通る。とりあえず鉄砲バンバンとか、あちらこちらの雑さに時代を感じます(笑)真弓の部下の道田くんは刑事なのに、人を信じすぎて大丈夫かしら。軽く楽しく読めました♪
2023/03/13
再び読書
赤川次郎氏の真骨頂、発想が奇抜で豊か。尚且つ面白い。内容の深い本も面白いですが、少し疲れます。その時の一服の清涼剤として赤川氏の本を読んでいました。このシリーズも面白い。
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