姫椿 (【徳間文庫】)
姫椿 (【徳間文庫】) / 感想・レビュー
Tsuyoshi
8話の短編集。不思議な話やゾッとする話、ホロッとする話など色合いは異なるものの人々の出会いや別れ、運命の巡り合わせにおける心情描写が秀逸で引き込まれた。特に窓際社員となった男の災難を描いた「トラブルメーカー」が面白かった。
2018/01/30
優希
色彩様々な短編集でした。各話に表情があるのに引き込まれます。優しくほっこりした味わいが全編に感じられるのが良いですね。
2023/04/10
Atsushi
八話からなる短編集。表題作を読んで学生の頃に通っていた銭湯を思い出した。物語と同様、お湯がとても熱くて閉口したものだ。もう廃業してしまっただろうか。機会があれば訪ねてみたい。
2019/06/21
はなちゃん
8つの短編集。ファンタジーあり、ちょっとゾクッとする話あり、それぞれ短編ながら、なかなか深い。最初の「シエ」と最後の「永遠の緑」が特によかったな。
2017/06/20
マッピー
ほろりとするものも、にやりとできるものも、ぞっとするものもあるが、短編なのでどれも読みやすい。とはいえ、そこは浅田次郎。一つ一つの作品のクオリティは高い。最後の「永遠の緑」妻を早くに亡くして、男手ひとつで娘を育て上げた父と、だからこそ父をおいて結婚することはできないと思いつめる娘。不器用な父が、娘のために語る本音。武骨な解体屋くんがいい味出してます。
2017/11/04
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