一膳飯屋「夕月」 しだれ柳 (【徳間文庫】)
一膳飯屋「夕月」 しだれ柳 (【徳間文庫】) / 感想・レビュー
真理そら
御膳所御台所人の三男で長男に何かがあった場合のスペアのような立場の片桐晋悟が、小料理屋をやりながら用心棒的なことをやったり陰ながら捕物の手伝いをしたりするという話。似た設定の作品はたくさんあるが、この作品の場合は家計簿付日記のような描き方なのが特徴。こまごまとした説明の仕方が妙に癖になる作品だった。
2018/03/24
nyanlay
最初は読み難く感じ、物語に入り込めなかった。一生懸命くらいついて読了したけれども、料理が主体なのか用心棒の話しなのか、イマイチわからなかった。残念。
2017/03/10
かぶき者
内容あらすじは諸先輩に譲るとして。 江戸時代の時刻表現や寸法にいちいち現在にあたる換算を記載してみたり、一膳飯屋でありながら、刀剣と今で言う探偵事で厄介事を解いていくところが本筋ながら、料理解説までしてくるというなかなかに説明くさい文体がちょっと受け付けなかった。短編の連載で読んでいたら印象違ったかもしれない。
2020/01/15
すずめ
御膳所御台所人の三男が半勘当の身のまま一膳飯屋を営んで、町方や旗本の隠居の手助けをするお話。仕掛けや料理の使い方が上手でつるつる読めるし面白いんだけど、何かこう盛り上がらない。いい人ばっかりのせいかなあ?とりあえず面白いから続きは楽しみ。
2012/02/17
千日紅
内容(「BOOK」データベースより) 将軍の食事を調理する御膳所御台所人・片桐家の三男晋悟は半ば勘当の身、恋女房のおちよと山谷堀で一膳飯屋「夕月」を営んでいる。ある夜、書院番頭を嫡男に譲り悠々自適の日々を送る竿望斎が三人の刺客に襲われるところを目撃した晋悟は、助勢に駆けつけ事なきを得たが…。ベストセラー「闇を斬る」シリーズの著者が紡いだ江戸の味と人情香る逸品。
2020/05/28
感想・レビューをもっと見る