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晋平の矢立 (【徳間文庫】)

晋平の矢立 (【徳間文庫】)

晋平の矢立 (【徳間文庫】)

作家
山本一力
出版社
徳間書店
発売日
2012-02-03
ISBN
9784198935085
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晋平の矢立 (【徳間文庫】) / 感想・レビュー

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mitei

なんとなく小説を読んでみたくなって読んでみたが時代劇みたいな印象。今で言う解体屋が江戸時代を舞台に活躍してるのは新鮮だった。

2015/04/05

ううち

『建て替え普請のため、家屋を壊すのが生業』という江戸職人のかしらが主人公。古道具が絡んだ短編連作。思わずニヤリとしてしまう。筋を通すところは通すし、引かないところは引かないところがとにかくカッコいい。職人の孔明あにいや一通さんも素敵。一通さんの『底に二重丸を描いた盃に水を張った』やつは今でいう水平器でしょうか。こういう小ネタ大好き。

2016/07/21

シュラフ

家屋を壊しを生業とする伊豆晋のかしら・晋平を主人公とする短編集。仕事に対する姿勢というのは男の生き様を問われるものである。物語を通じて職人仕事に対する真摯な姿勢を学ぶことは自分自身の軸足の置き方を見直すという意味で貴重である。そしてこの晋平、家屋の取り壊しという仕事を通じて古道具の目利きとなっており、作中に出てくる古道具の数々が作品にアクセントをつけている。晋平は"男"であるから筋を通そうとするが、とはいいつつも強い者に対して向かっていく時には迷いも出る。こうした晋平の人間くささに、等身大の自分を感じる。

2014/03/10

スプリント

解体家業の仕事を通して古道具の持つ意味を問いかけた作品です。江戸っ子の生き様と姑息な企みを粉砕する爽快感が味わせます。

2017/12/24

たぁ。

今回は解体屋さん。しっかりと筋をとおす、江戸の職人気質が、やはり気持ちがいい。古道具にあやかる短編集でした。おもしろかったです。

2018/06/01

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