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純恋 (徳間文庫)

純恋 (徳間文庫)

純恋 (徳間文庫)

作家
新堂冬樹
出版社
徳間書店
発売日
2012-10-05
ISBN
9784198936112
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純恋 (徳間文庫) / 感想・レビュー

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さっとん

ページも文字も少なく会話が多いので通常の倍ほどのスピードで読み終わりました。 薬物中毒者と売春婦というキャラ設定としてはそこまで珍しいわけではないですが、その二人の純愛(純恋)となるとどうしても違和感を感じてしまいます。 もともと小説はフィクションと割り切っている自分としてはそれなりに楽しめましたが、感情移入や共感を求める方にはオススメしにくい作品ですね。 終わり方も内容的には無理にハッピーエンドに持っていくよりはこの方が良いのかなと思いますが、それでも尻すぼみというか無理やりまとめた感が少し残念です。

2019/02/19

nemuro

初遭遇の作家。CD(かつてはレコード)もジャケ買いすることが多く、本も表紙やタイトルで選んでも意外にハズレが少なかったのですが、どうやら今回に限っては失敗だったようです。読み始めてまもなく、購入を後悔。設定があまりに単調すぎるからなのか、会話が現実離れしているからなのか、文章表現の不自然さからなのか、原因は不明ですが、まったく感情移入できず、その傾向は読み進めるほどに顕著に。それなりの作品数がある作家のようですし、1冊で判断することはできませんが、少なくとも今後私が手に取ることはなさそうです。

2013/11/09

ユウ

数時間でサクサク読み終えました。デリヘル嬢のマリとリタリン中毒の栗崎が出逢い,様々な荒んだ思いから救われていくという物語。マリの感情の変化をもう少し掘り下げて描いて欲しかったかなと,もっとページ数が長くても良かったかなと思うけれど,相手を想う気持ちは伝わってきました。見返りを求めずリタリン中毒の栗崎を献身的に支えるマリの姿が何だか苦しかった。読後はスッキリしませんでしたがこの終わり方で良かったのかもしれない。

2012/11/01

はちみつ

元ベストセラー作家と売春婦 元作家がクズすぎて、マリがなぜこの人に惹かれるのかわからない。 何回も所詮は他の男と一緒だって思えるシーンあったのに、やたら盲目。過酷な人生送ってきた女が盲目的にクズを愛せるのが違和感。元作家売春婦で聖職者になってクズを愛するならわかるかも笑 そらっと読める作品でした。

2017/09/15

あんパン

黒新堂を読んで面白かったので純愛小説なのかな?と思い読書開始。300頁に満たないのでサクッと読めた。内容は元小説家の栗崎昭司が元妻の死に立ち直れず精神を病んでいるところに娼婦のマリと出会いお互い惹かれあっていく物語。2人には様々な過酷な運命の中で少しづつ前を向いて進んでいる姿は美しいと思った。もう少し2人の今後を見守ってあげたいと感じた。昭司の薬漬けの生活には目を背けたくなった。今作品は白新堂なのか?少々官能的な内容があったが良い小説だった。

2024/11/16

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