花咲家の人々 (徳間文庫)
花咲家の人々 (徳間文庫) / 感想・レビュー
takaC
あとがきを読むと同著者による風早の物語は他にも色々あるということなんですね。機会があれば読んでみたい。こういった長めの”ですます調”文章を読むのはちょっと苦手だけど。
2015/04/15
とし
花咲家の家族、が植物と話ができる不思議な力を、木太郎・草太郎・茉莉亜・りら子・桂それぞれが使って幸せにしてあげたファンタジー。最後は亡くなった優音さんが花咲家の一人一人に素晴らしい魔法を・・・優しさと、幸せと、そして切なさと、目頭が熱くなりました。
2015/03/16
さてさて
思った以上に奥の深いこのファンタジーの世界の中に、植物たちがその身を犠牲にしてまで守ったものを思う時、ああ、自分は色んなものに守られているのかもしれない、そして、そんな人生をしっかり、前を向いて、そして楽しく生きていきたい、改めてそんな風に思いました。そして、『魔法の力』が『大きな奇跡』を生むその結末に、この作品に出会えた喜びと、その奇跡を感じる幸せな時間。村山さん、素晴らしい感動を本当にありがとうございました!
2020/10/06
SJW
いつもの風早の街で老舗の花屋「千草苑」を経営する花咲家の人達は、花を咲かせたり、植物と会話ができる魔法のような力を持っている。併設するカフェを営む長女の茉莉亜、高校生で二女のりら子、読書好きで泣き虫な末っ子の圭が悩みながらも、周りの人達の優しさや不思議な力に助けられて成長していくという心暖まる大人の童話。ガーデニングの話やクリスマスローズの話はとても良かった。このシリーズにはあと3冊あるのでとても楽しみ。
2020/10/11
財布にジャック
「コンビニたそがれ堂」や「カフェかもめ亭」、そして今度はお花屋さんの「千草苑」と、もうすっかり風早の街の常連になった気分です。あくまでも前向きな登場人物達の姿に、かえってウルウルとしてしまう場面も多々ありましたが、ハートフル路線は崩さず期待通りの展開でした。そして、こんな魔法が使えたらいいなぁと憧れてしまいました。
2013/05/21
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