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夢曳き船 (徳間文庫)

夢曳き船 (徳間文庫)

夢曳き船 (徳間文庫)

作家
山本一力
出版社
徳間書店
発売日
2013-02-01
ISBN
9784198936631
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夢曳き船 (徳間文庫) / 感想・レビュー

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tengen

壊し屋家業伊豆晋の晋平は、ひょんなことで大川に飛び込む寸前の材木商伊勢杉の主・陣左衛門を助けた。伊勢杉は火事で二万三千両余りの在庫木材を失った上、千本一万両と云う大口取引の熊野杉を輸送中遠州灘の時化で七百も失った。資金が調達できず八方塞がりの中での身投げ未遂であった。晋平の口利きで貸元あやめの恒吉親分に四千両話を持ち込む。一世一代の大勝負にあやめの代貸・暁朗が熱田湊へ乗り込む。大量の丸太を曳航する弁才船浪華丸。暁朗と海の男たちが遠州灘・下田沖の難所を衝き切る。☆彡「晋平の矢立」の続編

2024/10/25

シュラフ

読む順番としては『晋平の矢立て』から読んだほうがすっきりするだろう(自分は逆に読んでしまったので後悔・・・)。江戸の街は火事が多かったから、そのたびに建て替えのための材木が必要であった。材木は、江戸から遠くの熊野から運んできた。途中では遠州灘などの難所、野分、大しけ、など簡単なことではなかったようである。この物語、代貸の暁朗がひょんなことから、熱田から江戸まで熊野杉を運んでくる話である。暁朗が多くの男たちの協力を得ながら、いく度かの困難を乗り越えて無事に品川に着いた時、こちらまで思わず感動。      

2014/03/09

たーくん

晋平の矢立の続編。晋平の紹介で一人の渡世人が江戸に杉を運ぶ任務に命を懸ける。スカッとする山本節。

2016/01/11

犀門

No.123★★★★☆暁朗さんが熱田湊から船で大量の杉の木を江戸まで運ぶ場面で手に汗を握った。台風で大波が押し寄せ来る中、よくもまぁ海に飛び込んだよ。大切な杉の木を守る為、そして、代貸しとして任せられた仕事に対する責任。命懸け。天晴れ❗️。

2021/10/21

BaBi

想いで嵐がおさまるのかとか1日待った方が良いんじゃない?とか現代的な基準で考えちゃ駄目。個々の話は良いのだけれど、全体的な物語の流れはちょっとご都合主義すぎる気がした。

2013/04/14

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