クロス・ファイヤー (徳間文庫 し 22-9)
クロス・ファイヤー (徳間文庫 し 22-9) / 感想・レビュー
ドリル
NPBで必死にもがく女子選手が主人公。柴田よしき自身がヤクルトファンなので、チームのモデルはヤクルトスワローズ。女性のNPBプレイヤーなんて夢のような話のような気もするが、昔は日本人がメジャーで活躍することが夢のような話だったので、あながち夢ではないのかもしれない。野球のことをあんまり知らなくても読めるくらい内容的には難しくない。野球好きとしてはそこが逆に物足りない。タイトルも主人公と一致しないし、エピローグも中途半端な感じを受けた。嫌いじゃないし、楽に読めるけど再読したいほどの作品ではない。(★★★)
2019/10/02
A3
女性がプロ野球でプレイする時代の話。解説でもあったけど、いいところをついてるなという印象。反感を持っている人間も出てくるだろうし、いろいろやり辛いのは想像に難くない。雲野が良くは思ってないながらも、栞へ指導していくところが気に入った。野球好きの方なら楽しめると思います。(女性読者には受けるのか分りませんが・・・)
2014/01/11
ううち
目次が美味しそうだったのでちょっと戸惑いましたが、プロ野球をお仕事として生きる栞さんの女性として・アスリートとしての葛藤などがとてもリアル。レモンメレンゲパイは美味しそうでした。
2016/03/27
きあら
日本のプロ野球の女子選手が主人公の物語。プロ野球に女子選手と言うのは現実的にはまだ厳しいのが実際でしょうが、それを分かった上で書いているので違和感無く読める。嫌なヤツと思っていた雲野も、栞の才能を見出だし真剣に鍛えている姿は清々しい。野球、仕事、恋愛、料理と、柴田さんの得意とする色々が楽しめる。
2020/04/17
DONA
この本を読みながら年越し。野球が好きな方なら楽しめると思います。この作家さんの野球に対する愛情を感じました。すごく細かい描写が多くて、映像が浮かぶ作品でした。
2014/01/01
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