談志のことば (徳間文庫 た 60-1)
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談志のことば (徳間文庫 た 60-1) / 感想・レビュー
あつひめ
弟子から見た談志師匠。それはある時は神のようであり、時にはワガママな子供のようであり。談志師匠は他と群れない芯のある人だと感じた。みんなと同じことを言っておけば嫌われない…とか考えない。ちゃんと自分を持っている人。今の時代珍しいから、色眼鏡で見られてしまうのだろう。落語に対しても妥協しないからいいものができるのだと思った。こんなに珍しい師匠に巡り合ったのだから、お弟子さんたちもどんどん自分たちの路線でやってほしい。なんだか談志師匠の声が聞きたくなった。
2016/05/21
もりちゃん
しらくさんて私と同年代なんですよね。著者近影がないから未だにご尊顔をお見かけしたことないんですが。「赤めだか」の談春さんは表紙が高座の写真だからわかるけど。すごく頭がいい人だっていうイメージです。ライ坊の話が好きです。
2015/09/23
kera1019
確かに談志師匠のことを語る本ではあるけれど、志らく師匠の談志讃歌は依存度が強くて距離を感じてしまう… 談志師匠が亡くなった時に談春師匠は「俺はなにも言わない。志らくは黙っていることが追悼だということを生涯わからないだろう。」と言ったそうやけど、志らく師匠のキャリアをもってすれば師匠というバックグラウンドを表に出さなくても「立川志らく」という看板は充分大きいと思うんですが… コスってるネタも結構あったし少し寂しい読後感でした。
2014/03/28
FK
立川談志という稀代の落語家がいた証は、脈々と受け継がれている。多くの一門の活躍を目にすると、あらためて凄さを感じてしまいます。談志の落語を一度しか見れなかったことを残念に思います。DVDなんかはやっぱり映像であって、実体験とは違うところがあるんだと思います。けどやっぱり観てみようかな。
2014/10/14
kunchan
立川志らく「談志のことば」読了。前書きで志らくは言う、「この本は談志と志らくを知っていることを前提に書かれている。つまりふたりに対する知識がない人が読んだらなんだかわからない」と。まったくその通りで、談志や志らくが大好きな人だけ楽しめる本です。談志の死を悼みつつ、ときおり涙しつつ読みました。
2013/12/29
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