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さすらいエマノン

さすらいエマノン

さすらいエマノン

作家
梶尾真治
出版社
徳間書店
発売日
2014-01-08
ISBN
9784198937843
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さすらいエマノン / 感想・レビュー

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Comit

Kindle Unlimited~地球誕生30億年の記憶を受け継ぐ少女エマノン、あの日の約束を果たすため、彼女は旅をする~5つのSF短編。人は同じ過ちを繰り返す。人は…罪深い(*´д`*)ハァ…ジャンルは宇宙、化学兵器、地球環境、超常現象ものと様々、人の“業”が印象的な1冊。記憶とともに時を越えるエマノンは、人に対し何を思い旅をするんだろう…シリーズ6冊の2冊目、期待を裏切らない面白さ(*´艸`)

2021/07/06

いちろく

地球に生命が誕生してから現在までの全てを記憶している少女エマノンの物語の2巻目。始めに徳間文庫で刊行されたのは90年代前半。それ故か、80年代~90年代の環境問題や社会問題をはじめとする当時の世相を反映していると思われる短編も少なくない。そして、今現在も解決しておらず解決できそうにないと思われる点も悲しくなる。前巻同様一つの生命体として地球の行く末を見守る様なエマノンの描かれ方も切ない。初読は徳間デュアル文庫版にて。再読。

2018/06/08

信兵衛

読んだ2017年の現在から16年も前に書かれたストーリィですが、そこに描かれている危機的事実はもはや空想論ではなく現実のものになっていると感じます。その点が印象的。

2017/11/25

マッキー

エマノンシリーズ第二巻。エマノンかわいい。話もSFチックで面白い。予備知識なしで読める。小説の作中に前の巻のことや作者のこと、登場人物が作者と話すシーンがあってメタっぽい。おまけに短編だから展開が早い。あまり知られていない作品だけど、名作なんじゃないかと思います。

2017/10/06

ぐうぐう

『エマノン』シリーズのエピソードは皆、訪れる自然界のアンバランスさ、その危機を描いている。それをもたらせているのはむろん人間である。人類の驕りの結果、と言い換えてもいいかもしれない。エマノンは、そんな自然界の歪さを察知する。生命の象徴であり、代表であるからだ。そんなエマノンがか弱い女性の姿をしているというギャップが、皮肉のようで、また本質的なのだ。

2016/07/31

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