猫と妻と暮らす: 蘆野原偲郷 (徳間文庫 し 36-2)
猫と妻と暮らす: 蘆野原偲郷 (徳間文庫 し 36-2) / 感想・レビュー
mae.dat
むむっ。ぶ、文學の奴でしょうか⁇ 最後まで読めば謎と言うか、不思議な世界の設定やらは説明されるのかと思いましたが、何一つ良く分からないままで(ó﹏ò。)。雰囲気だけ。雰囲気だけ。
2022/08/25
優花 🍯モグモグ
装丁に惹かれ購入しました。全体的にゆったりとしていて穏やかな雰囲気がとても心地が良かったです。読み終わりは少し寂しいけれど優しさに包まれた余韻はとてもとても心地がいい。この作品に出てくる人、猫たちがとても愛しく感じます。綺麗に纏まりすぎている話ですが、だからこそ美しいと感じる作品でした。
2017/02/05
相田うえお
★★☆☆☆ 唐突な起伏はありません。この作品、音楽で言えば環境音楽みたいな。小説なので環境小説って感じにジャンル分けしたくなります。。決してファンタジーってくくりには入れられないような。。終始、靄がかかったように全体像がはっきり見えてこない独特な世界観。奥さんや娘が猫になったり戻ったりなーんて事は個人的にはもうどうでも良くって、もわ〜っとした雰囲気を味わうってイメージでした。(主人公は、奥さんが猫になっても動じない。平常心。これからして摩訶不思議。神秘的!)
2016/04/12
ふう
表紙から受ける印象とちがって、爽やかで不思議な雰囲気の漂う作品でした。家に帰ると妻が猫になっていたー。でも、おどろおどろした展開ではなく、そういうこともあるのかと受け入れる、ちょっと人間離れした力を持つ人々のちょっと人間離れした生活が描かれていて、おだやかに物語が進みます。あの世とこの世の間にある桃源郷、蘆野原。一昔前の日本の里山の自然と、その地で営まれる豊かな暮らしがとても懐かしく心地よく、ひょっとしたらあなたの故郷もそうだったかも、と言われているようでした。〈偲郷〉耳を澄まし、目を閉じて思い出して…。
2015/01/29
あつひめ
日常の陰にある世界の不思議…とでも言おうか。事を成すことで、日常の世界を守ると言ったら良いのか…。そこには妻が猫になって事を成す時一役かっている。そういう不思議な世界が広がった物語なのに、ほのぼのとした空気を感じてしまうのは、台詞一つ一つが温かみを含んでいるからかもしれない。もしも我が家の猫も人間だったら…なんてありえない事を想像しながら、寝息をたてる愛猫を見つめる。
2017/03/09
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