ブラッドバス (徳間文庫 ふ 29-14)
ブラッドバス (徳間文庫 ふ 29-14) / 感想・レビュー
HANA
中国奥地で公安とマフィアの争いに巻き込まれた友人を助けるべく潜入した自衛官。現地の闇勢力と血で血を洗う戦いが始まる。というストーリーなのだが、中身はアクション&アクション、敵も味方も兎に角争い次々に死んでいく。現地二勢力との闘いという事で『血の収穫』思わせる部分もあるのだが、争わせる手段も力業なので読んでいるこちらもスカッとします。難を言えば敵の印象が薄く、主人公の無双ぶりが際立つ事かな。この辺は『ゴルゴタ』が上手すぎたかな。向こうは違う意味で敵の印象が強いし。とあれ久々のアクション小説一気読みでした。
2021/06/10
はつばあば
もう最高!。さすがに殺戮はなんなんですが・・男の友情に、強い男。勿論判断力も素晴らしいし、生き延びるという生への想いも云う事ないです。女性・・私も一応は女ですからこれくらいの本で充分堪能させてもらいました。そうなんです。入江やトニー・ブラッドドッグじゃないけれど・・どうやら私の神経もおかしいようです。だって殺戮事典などと帯にあるのに喜々として本の中に入り込むのですから^_^;。人を助ける自衛隊、特殊作戦を進める自衛隊。政治家によってどちらに重きを置くことになるか知らずに済む老いに感謝。
2015/10/01
チアモン
ゴルゴダが面白く、他の作品も読んでみたいと思い、深見作品2作目。男の友情って素晴らしいですね。でも、今回もかなりのハードボイルド。痛快ではあるけれど、人が殺され過ぎじゃないですか?と思えるほどバタバタと殺されていく。エンターテイメント的には素晴らしい作品だった。
2019/03/13
GAKU
元精鋭部隊の自衛官が、元ヤクザの親友を助けるために単身中国に乗り込む。さらに元ヤクザの弟分も加わり、たった3人で中国のヤクザ、武警団を相手に殺しまくります。男たちの熱い友情と、血と、戦いの痛快無比のバイオレンスノベル。かつての、「昭和残侠伝」、「マカロニウエスタン」と同様に単純なストーリーですが、だからこそ嵌る人にたまらない作品といえるのでは。「ゴルゴタ」に引き続き、楽しめた深見真さん作品でした。「ゴルゴタ」のレビューでも述べましたが、まさしく現代版大藪春彦!!
2015/10/10
み
感想を読んで気になった作品、初読みの作家さん。う〜ん、組織をぶっ壊す爽快さはあるものの、死にすぎなような^^;
2015/12/27
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