お髷番承り候 十 君臣の想 (徳間文庫)
お髷番承り候 十 君臣の想 (徳間文庫) / 感想・レビュー
とし
お髷番承り候「君臣の想」 十10巻完結。遂に最終巻、松平主馬の行動には、あきれ果てるよりも救いようのない人です。阿部豊後守の動きが際立ちました。賢治郎と三弥の今後が知りたいですね、番外編があれば良いですね。
2021/12/25
オーウェン
シリーズ最終作はお髷番を越えて、家綱の真の寵臣となるため、手元から離すことを決意。 そんな賢治郎に目付の追求が始まり、深室家自体が窮地に。 作右衛門は家の存続を掛け、そして三弥は主馬の策略を連れ去られ、賢治郎をおびき寄せる罠に。 作右衛門は幾分か印象が変わったが、主馬は最初から最後まで底の浅い悪役キャラだった(笑) 豊後守のキャラは寵臣の意味を考えさせる意味で好印象に変わる。 そして三弥と賢治郎の関係もようやく進展を見せ物語は完結。 先の話も出来そうだが、シリーズとしてはこれで終了。
2023/08/16
いつでも母さん
シリーズ完結。続編が出来そうな結び方だが、ともかく一気に読了でした。あ~あ、いつの世もどこの世界もお側の出来が左右するってことかぁ。男の妬みは女のそれより愚かで怖いなぁ(笑)主馬には呆れ果てていたが、救いは無いな!賢治郎と三弥の先も気になるが、もう大丈夫ですね。お髷番・・面白かった。が、これは阿部豊後守が主役でしたね。上田作家、次はどんな作品で楽しませてくれるのかなぁ。あとがきも、解説も良かった!うなずけるところが沢山ありました。あ~本当に終わったんだなぁ・・・
2015/05/24
mam’selle
10巻に及ぶ大河小説のはずが、やや唐突に終了した感じが否めない。紀州徳川頼宣といい、堀田備中、阿部豊後、兄貴の松平主馬迄、最後まで何をしたかったのか不明のママ終了した感じ。でも戦国大名から文治政治への移行期の政治家達がどこか、親近感が持てるようになった事がこの作品の収穫かな。
2015/07/03
あかんべ
お髷番というあまり取り上げられなかった役に目をつけたのは、さすがだが若者のまわりの年寄りどもが見下したり、叱咤するパターンは奥右筆シリーズとどうし重なる。大津奉行として苦労する賢次郎を見てみたい。
2015/06/18
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