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遠い国のアリス (徳間文庫 こ 6-32)

遠い国のアリス (徳間文庫 こ 6-32)

遠い国のアリス (徳間文庫 こ 6-32)

作家
今野敏
出版社
徳間書店
発売日
2016-03-04
ISBN
9784198940805
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遠い国のアリス (徳間文庫 こ 6-32) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★☆☆20103【遠い国のアリス (今野 敏さん)k】作家さんにはそれぞれカラーがあると思うのですが、本作品は多くの人が思う今野さん色の平均色からは随分と離れた印象があり、いい意味で驚きました。特にこの本ジャケは、固定されたハードなイメージの和らげ効果が抜群で個人的に好印象。内容は、女性漫画家(主人公)が平行世界に迷い込んでしまい、自分の漫画のキャラクターが助けに来るというSF系作品。科学的根拠(っぽい)に基づく説明が雰囲気を盛り上げてます。シンプルでストレートなストーリーでしたが楽しめました。

2020/09/22

寂しがり屋の狼さん

売れっ子少女漫画家の菊池有栖は、締め切りに追われる毎日。羽根を伸ばしに信州の知り合いの別荘をひとり訪れた。その夜高熱にうなされた有栖は、朝目覚めると自分の周辺の人間関係や細かい物事が少しずつおかしなことになっているのに気づく。昨日までと違うちぐはぐな世界に「ここは私がいたところじゃない!」。それは想像を超えた時空の旅の始まりだった。(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)

2024/02/12

あむぴの

刑事モノが多い今野敏氏のSFということで、期待して手に取った。主人公がパラレルワールドに迷い込んでしまって、さてどうするかという話。読みやすい。いや、SFについての説明は難しかったけれども。表紙のかわいらしい女の子のイメージがついてしまったせいか、この作品は、おっさんじゃなくて、若い女性が書いたような柔らかさもある。自分もこんな風に、パラレルワールドに行ったら、自分と少し違う世界が待っているのかもしれないと、ドキドキした。1989年4月、廣済堂。2010年PHP文芸文庫。2016年3月、徳間書店。

2016/08/12

ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう

いい意味で期待裏切られた。シュタゲみたいな話だな!と「世界線」「観測者」という言葉が出てきた物語中盤で俄然興奮。うほっ!リーディング・シュタイナー!漫画家の有栖は、一仕事終えた後、一人になる為ある別荘へ訪れるが、そこで高熱にうなされる。そして気がつけば、周りの人間模様や、世界設定、が、ガラリと変わってしまっていた。という話。パラレルワールドに移動したのか?自分の創作の中の登場人物ビショップや、物理学者と共に、有栖は元の世界へと戻ろうとする。序盤はサスペンス系に行くのかと思いきや途中からの展開が面白かった!

2016/03/09

きっしぃ

パラレルワールドの話としてはとくに目新しさはないけど、警察もののイメージが強い今野さんの作品であることへの興味は深い。主人公は20才の漫画家の女の子、パラレルワールドへ迷いこんだきっかけが乙女ちっく(笑)途中のパラレルワールドの説明部分は流し読んだけど、爽やかで万万歳なラストだった。

2016/09/26

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