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うたかたエマノン (徳間文庫 か 7-9)

うたかたエマノン (徳間文庫 か 7-9)

うたかたエマノン (徳間文庫 か 7-9)

作家
梶尾真治
出版社
徳間書店
発売日
2016-11-02
ISBN
9784198941635
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うたかたエマノン (徳間文庫 か 7-9) / 感想・レビュー

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あぶらや

読もうと思ったらシリーズ物の最新巻だった。しかし続きものでは無いようなので読み始める。 30億年の記憶を持つエマノン。記憶は代々引き継がれて行く。この巻ではカリブ海の島が舞台だ。語り部は母を失い身寄りの無い島の少年ジャン。失われた記憶を取り戻すためにエマノンが訪れる。大成する前のゴーギャンとラフカディオハーンも登場するが、いまいち盛り上がりに欠ける物語になっている。シリーズを最初から読まないと感情移入出来ないのでは、ちょっと違うような気がする。

2020/03/17

ist

エマノンの失われた記憶の謎を解くために、マルティニーク島のペレー山へ、少年とゴーギャンとラフカディオハーンと謎の屈強なジイさんギョームでパーティ組んで、神話のケツァルコアトルを操りながら、ゾンビと闘ったりするよ。ジーパンやくわえタバコ、というエマノンのオリジンもあり、なかなか詰め込んでる。無事に帰ってきてからのジャン目線で語られるエピローグがカジシン得意のノスタルジアでした。

2017/01/21

イツキ

すべての記憶を保持しているはずのエマノンが失われた記憶を求めてとある島を訪ねる初の長編。今回は今まで以上にファンタジー感が強かったように感じました、ラストのジャンにはやや報われなさを感じましたがこれはこれで綺麗なラストかもしれないと思いました。

2016/11/06

horuso

少年向けの秘境冒険ものという感じの長編。はるかな昔、胸をわくわくさせながら読んだ気がするような物語。荒唐無稽な(ちょっと言いすぎかな)ストーリーも、少年向けと思って読めばなかなかよくできている。少年が抱く、年上の美しい女性へのほのかな思いも含めて。それと、いつもながらラストの突然のリリシズムがうまい。うますぎる。著者のテイストが好きでシリーズを追いかけている人はみなやられるだろう、きっと。松江の小泉八雲記念館には何度か訪れたことがあるが、ゴーギャンの描いたエマノンのスケッチはなかった・・・よね?

2019/05/25

ひょろ

ハーンとゴーギャンのおまけ感がぬぐえない。ジャンを主軸にしてかっちり固めてもよかったのではないかと。でもそれだと、本の挿絵=全てゴーギャンの旅中のスケッチという仕掛けが生かせないか。

2018/02/04

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