失踪都市: 所轄魂 (徳間文庫 さ 34-5)
失踪都市: 所轄魂 (徳間文庫 さ 34-5) / 感想・レビュー
はつばあば
日産のゴーン会長、立派な肩書きを持ち、立派な本を書いて何不自由ないような人が捕まる。これは「警察の商売になる事件」なのだろう。今回の葛木親子、トンデモナイ悪と対立する。老いた者には切実な内容だった。最初は空き家に白骨死体(私の家の周りでも空き家が増えてきた)気分が落ち込むと縋るものはいかがわしい宗教やオレオレ詐欺にに身包み剝がれる。そんな悪の団体が警察上層部だなんて・・いくら葛木息子がキャリアだからって手に余る。いやいや、警察機構がドブネズミの集団であっても猫はどこかにいる。葛木親子の元に所轄魂の持ち主が
2018/11/21
達ちゃん
シリーズ2作目もボリューム満点の読み応え。葛木親子を中心にしたメンバーの意地の闘い、すごく良かったです。続きも楽しみです。
2019/07/20
えみ
父と息子の関係が優等生!凡人なら怖くて小説に出来ないくらい理想的な関係。その出来過ぎ感否めない父子の関係を、腐食した警察組織と対峙させることで違和感なく読ませる『所轄魂シリーズ』2作目。父が所轄の強行班捜査係の係長で、息子がキャリアで本庁の管理官。立場的違いから対立?一切なし!唯々、父親を認め、所轄の働きに敬意を表し、自らの進退などお構いなしで上層部の巨悪に立ち向かう。仕事でも小説に出来ないくらい優等生!高齢者宅での白骨死体発見、立て続けに発覚する高齢者の失踪…それでも動かぬ上層部が隠す衝撃の事実とは?
2020/08/23
坂城 弥生
登場人物の善と悪がハッキリしている作品だったな。という印象。どちらかわからない状態で登場した人も最終的には最初からどちら側だったかわかるみたいな。 そして、巨悪に立ち向かう人たちの覚悟が格好いいし、読んでいて気持ちがよかった。
2018/12/07
kei@名古屋
読み終わって思ったのが、これ続けられるのか??出だしは空家で発見される謎の遺体。ううむ、そそる出だしだ。そして宗教、高官と絡んできてラストはなんじゃこりゃぁって感じですが、二人のやり取りには相変わらず和まされます。人と人なんだと思わされます。官僚や所轄という人ではないと信じてシリーズを追っていきます。
2018/08/30
感想・レビューをもっと見る