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岩窟姫 (徳間文庫 こ 35-4)

岩窟姫 (徳間文庫 こ 35-4)

岩窟姫 (徳間文庫 こ 35-4)

作家
近藤史恵
出版社
徳間書店
発売日
2018-02-07
ISBN
9784198943097
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岩窟姫 (徳間文庫 こ 35-4) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

人気アイドル沙霧が突然の飛び降り自殺。その原因が執拗ないじめにあるとブログで告白。主人公蓮美は親友の自殺を悲しむ間もなくどん底に落とされる!いじめの当事者が自分?ネットに晒され罵られ、隠れて生きるしかなくなった蓮美には全く身に覚えはない!親友沙霧の自殺の真相と自身の潔白を証明せねば。欲にまみれた汚い大人達、翻弄されていつしか逃げ場を失うか弱き者達。重くどす黒い展開にもできるテーマを近藤さんらしくライトに、数時間であっさり読ませます。どんでん返しは少し予想外!夢への途中に蔓延る怪物の魔手にはご注意を‼️🙇

2019/04/07

ゆのん

【kindle】読み始めてすぐに夢中になってしまった。作者が近藤史恵さんだから女同士の嫌な感じを読めるかなとワクワク。ところが今回は女同士の闇というよりは別の闇が…。サスペンス的なヒヤヒヤ感やミステリー的な謎解きもありあっという間に読了。タイトルの『岩窟姫』も冒頭でなるほどーとなり、読了後に再びなるほどーとなった。満足の1冊。258

2019/08/28

アッシュ姉

同じ事務所のトップアイドルの自殺をきっかけに、華やかな表舞台から引きずりおろされた人気アイドル。自殺に追いやった張本人という汚名を晴らすべく、真相を探るため立ち上がる。派手な復讐劇ではないが、読み出したら止まらない。芸能人は大変そう。犯罪や法律に触れることは別問題として、些細なことから過去まで大きく取り上げられ、身に覚えがあってもなくても情報はあっという間に拡散するし、一度悪評が立てばイメージの回復は困難で、ひどければ社会的に抹殺されてしまう。ずっと第一線で活躍し続けている人ってすごいわ。

2018/09/27

まこみん

ページ始めに「モンテ・クリスト伯(岩窟王)」とあったので、先週迄楽しみだったドラマを思ってワクワクしながら読んだ。自身も人気モデルの蓮美は、友人で人気アイドルの沙霧が飛び降り自殺し、しかも原因が身に覚えのない、蓮美のイジメとの内容に愕然とする。周りの一変する態度と自身のショックで引きこもり、気が付けば劇太りし別人の様な容姿に。霧沙の自殺の真相を辿ろうと、同じ事務所だったチホに協力して貰い行動を始める。都度変化する心理や、女心の裏表の描写が上手いなぁと。思った程、復讐劇ではなかったけど、ラストはホッとした。

2018/06/21

ゆいまある

陥れられ転落したアイドルが自らの汚名を雪ぎ復讐を誓う。両親がおらず、芸能界だけが居場所の少女。親友が自殺。虐めの犯人とされ芸能活動が出来なくなる。更に自分も命を狙われているようだ。誰も信じるものが居ない中、協力者を見つけ真相に辿り着く。汚名は全く雪げてないし復讐できたかは微妙だが、都合よくいい人に繋がって話は進む。何故主人公だけが今迄売春させられなかったのかなどは明かされず、伏線回収も終わってない気がするけど、近藤史恵らしい疾走感溢れる文体で一気に読める。KindleUnlimited

2024/03/13

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