象牙色の眠り: 京都洛東連続死の謎 (徳間文庫 し 22-11)
象牙色の眠り: 京都洛東連続死の謎 (徳間文庫 し 22-11) / 感想・レビュー
クキモン
京都の洛東にある資産家の豪邸で次々と起こる不可解な事件。夫の借金の返済のために働く家政婦の目線で語られるストーリーは女性ならではの繊細な視線で、柴田さんらしい作品でした。ラストで明らかになる歪んだ心理には、何とも言えない後味の悪さと恐怖感があります。
2021/11/23
DONA
何とも後味の悪い話でした。後味だけではなく、途中もなんなんだ!?と気持ち悪い感じで読み進めました。とにかく、話がどう展開するのか気になってほぼ一気読み。後で題名をよく見たら「連続殺人」じゃなく「連続死」になっていたのが納得です。連続殺人ではないな、確かに。最終的に動機が納得いかない!
2019/06/05
ふぃえ
柴田よしきさんは大好きなのですが、今作は趣向が違っていて、動きがあまりなくて、主人公(大金持ちのお屋敷の家政婦)の心理場面が多く、ちょっと冗長なところもありました。
2022/02/21
深月
途中で文春文庫の方で読んだことあったなぁと気づいてしまったけどラストに向かって行くにつれて歪な感じにニヤニヤしてしまった。
2018/11/05
Masashi Matsuba
頭辺りを読んでいると、割に怖い話だなぁとか思う位だったが、後半1/4位から急展開。いかにも柴田よしきらしい恐ろしいより「えげつない」が満開の話。生活苦で働いている家政婦が経験する話では無い。殺人に不倫、そして怖い子供と、割と頭に色々と話が揃ったなぁと思ってからの内容的な裏切りはとても楽しく読めた。柴田よしきはこうでないと。
2018/09/01
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