水戸黄門 天下の副編集長 (徳間文庫 つ 16-1 徳間時代小説文庫)
水戸黄門 天下の副編集長 (徳間文庫 つ 16-1 徳間時代小説文庫) / 感想・レビュー
緋莢
水戸光圀が中心となり、水戸藩で「大日本史」の編纂作業が行われていた。そんな中、原稿を書かない執筆者に業を煮やした光圀は、催促の旅に出ることに。お馴染み、水戸黄門の諸国漫遊をまさか、原稿取り立ての旅にしてしまうとは! 介さん、覚さんは勿論、デスクであり、甲賀のくノ一でもあるお吟や風車のあの人も登場します。最初の話は代官やヤクザ者が絡んでくる、よく見る、故にニヤニヤしてしまう展開でした。が、2話以降でライバルキャラが出てきて、以降はあまりそういう展開にならなかったのは残念でした(続く
2018/09/03
み
ジャケとこの作家さんのギャップが気になり手にした作品。あぁ、機龍警察の新刊が読みたい〜。
2020/07/08
旗本多忙
「大日本史」編纂に勤しむ光圀、執筆者からの原稿が届かないのを不審に思い、原因を探る催促の旅に出る。供はお馴染み介さん覚さん、さらには編修長のお吟女史を従える。窮地になれば、公儀隠密の中谷弥一郎、そう!弥七の風車が舞う。数いる執筆者の中から、とくにたちの悪い者を糾弾するのだが、それぞれに書けない理由があり、老公らは執筆さす為に苦心惨憺するのである。邪魔者は真田残党の若き女忍達‥‥真面目なのかお笑いかよくわからないような作品だな(笑)
2018/06/22
キキハル
水戸黄門の諸国漫遊は『国史』の原稿取り立てが目的だった?!というお話。介さん、角さん、お吟に風車の弥一郎など、主要メンバーと共に意気揚々と旅する御隠居様。テレビの映像が浮かんでしまったけれど面白く読めた。作家が書けない理由も様々で、編集者の苦労と作家の苦悩は表裏一体。きっとそこには作者の止むに止まれぬ想いも含まれているのかもなどと邪推しながら楽しんだ。あの『機龍警察』を書いた人と同じとは思えないほど、軽みがありユーモアたっぷりで読みやすい。息抜きとしてもおすすめ。
2018/06/24
西君04
パロディ満載、TBSの水戸黄門を基本に歴史的偉業である国史編纂を理由に、笑えるビジネス出張話となった。豊臣方に真田の姫様を入れてくるとは面白い。色気も含めた女忍者同士真田VS甲賀、助っ人に伊賀者となかなか楽しい。ロミオとジュリエットばりの恋愛?最後の10分に騒動を収める決め台詞と印籠!介さん覚さんが弱い:笑「ハッ」
2021/04/21
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