冒険入りタイム・カプセル (徳間文庫 あ 1-101)
冒険入りタイム・カプセル (徳間文庫 あ 1-101) / 感想・レビュー
ポップノア♪@読書停滞中
30年前に父が埋めたタイムカプセル。しかし、それには美人教師殺害にまつわる重要な手掛かりが入っていそうな不穏な空気が。一緒に埋めた同級生の死、その娘⋅秀代の失踪、謎のピアニスト⋅久仁子の目的、切り裂かれた肖像画と興味は尽きませんが、1番は社長令嬢で好奇心旺盛な倫子(みちこ)と、彼女に振り回される友達以上恋人未満のBF⋅朝也の関係性かな? 赤川さんお得意の設定にニヤニヤしちゃいました。結末はやや肩透かしですが、二人にとっては正に冒険だったことでしょう。途中から倫子は浜辺美波、朝也は北村匠海で脳内再生です。
2021/08/05
スエ
30年前に埋められたタイム・カプセル。そこには当時殺された女性教師の手がかりがあるという…。「お前の無鉄砲にも困ったもんだ。」父の言う通り、娘であるヒロインが強烈。捜査に割り込んだり、死にかけたり、好奇心旺盛。そして、タイム・カプセルが開くとき…。ドバっと詰め込まれたラストにあ然。
2020/10/20
海猫
以前、角川文庫版で読んだことがあるので再読なんだけど、ものの見事に内容を忘れているので、ほとんど初読状態。30年前に埋めたタイムカプセルを掘り出す日が迫るが、関係者が殺されたり、怪しげな出来事が起こったりする。というお話で、赤川次郎としては作りがかなりイージーな方の作品。にしても次から次へと展開するので、まあ退屈はしない。事件の解決もラスト数ページで、強引に畳んだ感じ。
2019/12/29
coco夏ko10角
三十年前に埋められたタイムカプセルがもうすぐ掘り出される、その直前に起こる殺人事件、そして三十年前の殺人事件…。ホテルでの怪しい人物や三十年前の出来事など中盤はまま面白かったけど、最後に語られる事件のことはちょっと。
2019/12/25
白雪ちょこ
表紙は、ゆめかわいいが、内容は全然可愛くない。 タイムカプセルと言っているので、もちろんそれも出てくるのだが、昔の旧友達が集まり、そこからサスペンスが始まる。 その動機と理由が、何とも悲しすぎる。 友情とはどういうものなのか。 脆く、儚い。 そんな彼らの姿を、是非見届けてほしい。
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