サラマンダー殲滅下 (徳間文庫 か 7-12)
サラマンダー殲滅下 (徳間文庫 か 7-12) / 感想・レビュー
はじめさん
テロリストに息子を殺された財団総帥のサポートもあり、最強チーム結成。テロリストたちとの戦い、じょじょに失われてゆく記憶、散ってゆく仲間たち。殲滅戦の果てに残るものは。 / いやぁ、これはどっかのエージェントが早々にハリウッドに売り込むべきスペースオペラ! 本日12/24は梶尾先生の誕生日。来年の2月には「黄泉がえりagain」も発売されますし、楽しみですね。
2018/12/24
羊山羊
この本、優れた群像劇としても機能していることに気づく。妙に映画的な1冊と感じたのはそういうことか。薬のせいで徐々に自らの記憶の全てが消え去りつつある静香。この影響で起きる大災害と汎銀戦への復讐譚が全て混ざって進行する。ラストに少しモヤモヤは残るものの、落ち着いた、静かなラストとしていいと思う。汎銀戦は過去へ。そこを超えた先に次世代がある。感じたラストの印象はラングレーの「北壁の死闘」が一番近い。ヨブとラーミカがとにかく羨ましいエンドだ。傑作エンタテイメント。おススメの一冊。
2019/07/10
悪者みきこ
再読。上巻登録する時は見つからなかったから光文社ので登録しちゃったけど徳間の見つけた。ストーリー分かっててもめちゃめちゃ面白い。面白いとしか出てこない。アミの変化に時の経過を感じるね、切ないわ。
2024/07/05
Thinline
SFは敬遠して殆ど読んだ事が無かったのが損したきぶんでした。壮大なスペースロマンで是非ハリウッド映画で映像化してほしい作品です。敵も味方も登場人物みんな個性的で、特にア・ウンとかドゥルガー、アーロン・ベネティクトとかハフハハールとかヨブとか名前も良く思いつくなぁと感心しました。是非一度は読んで欲しい。
2020/12/07
カップラーメンマン
上巻同様、「分かりやすくて濃厚な面白さ」たっぷりのSF。ややネタバレだけど、サラマンダーを始めとした敵組織の秘密が少しずつ明らかになる底知れなさがある一方、分かりやすい「ラスボスとの対決」がある訳ではなかったのが印象的。こないだ読んだ「ニューロマンサー」は、ずーっと分かり難い反面、きっちりラスボスとの対決が用意されていた。
2018/12/23
感想・レビューをもっと見る