水上のフライト (徳間文庫)
水上のフライト (徳間文庫) / 感想・レビュー
しんごろ
気高く孤高で、走り高跳びでのオリンピック出場が有力視されてた遥。不慮の事故で下半身が麻痺。気持ちは、崖から突き落とされドン底だっただろう。もしカヌーと出会わなければ、ドン底から這い上がることはできなかったのではないか。ドン底から這い上がって知る、縁、人の助け、優しさ。それと、親の子を思う気持ちを知った時、カヌーでパラリンピックを目指していく上で、遥にとって大きな財産になるのでないか。スポーツはもちろん、何か目標に向かって頑張る姿は美しくかっこいい。遥に颯太よ、選んだ道を突き進んでほしい。
2023/05/26
雅
映画のノベライズだそうですが、映画を知らないので新鮮な気持ちで読めた。爽やかなスポーツ青春モノに加え、障害者を取り巻く環境の現実もいろいろと勉強になった
2021/09/22
ポチ
自分だったらどうだろう…?絶望から這い上がれるだろうか。爽やかで元気が湧いて来ました。
2023/11/20
達ちゃん
とにかく爽やかな読後感です。健気な子供たちがすごくかわいく、一緒に「遥~!」と応援していました。
2020/10/04
タルシル📖ヨムノスキー
映画のノベライズ。テーマや取り扱っている内容に対してなんとなく薄味な印象を受けるのは、阿部暁子さんの〝パラ・スター〟を読んだあとだからなのか。ともかくオリンピック日本代表に選ばれるくらいの選手が交通事故で選手生命を絶たれ、絶望の中パラ・スポーツと温かい仲間、そして絶対的な力を持つライバルと切磋琢磨することで成長していくという王道ストーリー。この中で語られていた「オリンピックとパラリンピックを分ける必要はない」というのは自分も常々思っていたこと。競技だけ分ければ、大会は一つでも問題ないはずなのにな。
2021/09/03
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