三つの名を持つ犬 〈新装版〉 (徳間文庫)
三つの名を持つ犬 〈新装版〉 (徳間文庫) / 感想・レビュー
三代目 びあだいまおう
考えてみれば、うちの猫も『3つの名を持つ』。名前、あだ名、呼び名とでも言おうか、でもそれはあくまで名前から派生する呼称だ。題名の『3つの名を持つ』への疑問と好きな作家という点だけでチョイスした。前半の視点はペットブロガー草間都、冒頭で愛犬が悲惨な死を遂げる。その描写が激しい動悸となって私を襲う。のっけからの不穏な展開、断ち切れない不運の連鎖、抜け出せない悪循環。後半の視点は振り込め詐欺の出し子江口。暗闇しか見いだせない未来。犬を介して交わる2人…。ささやかな希望を齎す余韻は、ワンコの幸せを祈るのみ‼️🙇
2024/05/01
ちゃとら
あらすじを見ないで題名だけで、甘く切ない話を想像していたが、大きく外れた😅💦元レースクイーンの都は、一緒に暮らすミックス犬のエルを題材にしたブロガー。留守番をさせた時にエルが死んでしまう。そこから展開していく話だが都のイメージは、悪かった。そして登場する江口君は親の遺産を使い果たして詐欺集団の一味として生活している⁉️ラストはまあまあな着地だったが、犬とホームレスが可哀想だった🌀
2021/10/21
☆(´(ェ)`)☆
こんなことってある!?不運としか言えないが、人を殺めてはいかん。けど不思議、悪いことした人が悪く感じないのね。彼女と彼が幸せになれますように!
2022/06/13
むっちゃん✿*:・゚
タイトルと装丁が気になって。近藤さんだし7犬だしって事でシャルロット系の話だと思っていたが全然ハズレ。これあまり好きではない。登場人物全員好きになれない。犬を何だと思っているのか。出てくる人みんな本当に犬好きなんでしょうか??とイライラ。でも近藤さんだからスラスラ読めちゃう。目を覆いたくなるような虐待等が多く出てくるわけではないが、これじゃぁ犬があまりに可哀相。今後のササミが少しでも幸せであるように願うのみ。出来ればシャルロットの続編書いてほしい。
2020/12/02
禅
馬鹿な主人公、あぁ浮気相手も馬鹿だったか。綱渡り的にその場を凌いでも後のことが気になりハラハラさせられる。後半、主人公が詐欺グループの受け子に代わり視点が変わる。こちらの友達がこれまた馬鹿野郎で物事を先走る。気になるエンディングでしたが平穏な日々が幸せだと気付かさせてくれる。
2024/03/07
感想・レビューをもっと見る