アリスの国の殺人 〈新装版〉 (徳間文庫)
アリスの国の殺人 〈新装版〉 (徳間文庫) / 感想・レビュー
みなみ
三十年前に書かれた本ではあるが、あまり古臭さを感じずに読了。「不思議の国のアリス」の想像の世界と現実世界で同時並行に事件が起きて、頭を捻りつつ読み進めた。アリスらしい独特の言葉遊びも面白かったし、それぞれの事件の真相は自力では分からなかったけれど、雰囲気も含めて楽しめた。
2021/09/16
西
読み方と言うのがあるのかも。それが掴めないまま最後まで進んでしまった感じ。アリスを読んでいないからなのか、時代なのか、こちらの理由なのか。
2022/05/05
朱雨
現実世界と夢の世界、双方でそれぞれ殺害事件が起きる長編ミステリー。日本推理作家協会賞受賞作品とのことでしたが、何だかよくわからないまま読了。40年以上前の作品でしたが、あまり古さは感じませんでした。でも表紙のイメージから入ったら、少し混乱しそうです。
2023/05/05
ぴく
マンガ雑誌の編集者である現実世界と、ふしぎの国にいる夢の中の世界、2つの世界で殺人事件が起きる。言葉あそびが随所に散りばめられていて楽しかった。本来はもっと遊び心満載の仕様だったみたいで、そちらも見てみたかったな。40年以上前の作品だけど、古さもあまり感じず面白かった!
2023/04/01
Mark.jr
「不思議の国のアリス」にオマージュを捧げたスラップスティックさと言葉遊びに満ちたアリスの国でのチェシャ猫密室殺猫事件と、出版業界の裏話と意外にブラックなオチが勤め人の哀しさを感じさせる現実世界での殺人事件。両方の事件が交互に語られる一冊で二度美味しいところも、タイポグラフィなど実験的な技巧も、全部読者を楽しませるサービス精神に繋がった著者らしい快作です。
2023/03/01
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