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南アルプス山岳救助隊K-9 異形の山 (徳間文庫)

南アルプス山岳救助隊K-9 異形の山 (徳間文庫)

南アルプス山岳救助隊K-9 異形の山 (徳間文庫)

作家
樋口明雄
出版社
徳間書店
発売日
2021-09-08
ISBN
9784198946616
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南アルプス山岳救助隊K-9 異形の山 (徳間文庫) / 感想・レビュー

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ちょろこ

奥深い一冊。雪山気分で手にした作品。予想外の展開と面白さ。日本で二番目に高い山、北岳で謎の白い毛に覆われた生物目撃情報が。果たして雪男なのか…というくすぐられで掴みはバッチリ、そして読むにつれて実際にあってもおかしくない、奥深い、よく創られたストーリーだと感じた。焦りからの執念。そこまで…という人間の愚かさが痛々しく、人間の身勝手さが浮き彫りに。何気に日本の諸外国への姿勢へ放つ一言が爽快だった。自然界への畏怖の念、人間の自然界での在り方も諭される救助隊と救助犬の世界。このまとめ方も読後感もはなまる。

2022/02/28

タイ子

山岳だから起こる事故、事象。今回はこれまでにない事が北岳で起こる。火球を見たという者が現れたと思ったら、雪男まで出現!?閉鎖された山荘が荒らされ白い毛と、裸足の足跡が。ネットで見た猟友会の男は一儲けしようと北岳に、ユーチューバーの男は人気を得ようと北岳を目指す。猟友会の男は雪男に襲われ、おめでたいユーチューバー男はあわや遭難の危機。K-9と救助犬の出動!いやぁ、今回はまさしく雪男の謎と併せてグローバルな展開になるという意表をついた面白さでした。山の生き物、糧にする人間との関係。問われることの多い作品。

2021/09/11

ゆみねこ

厳冬の北岳に現れた謎の白い毛で覆われた生物。同じ頃目撃された大きな火球。要救助者の捜索に赴くK-9メンバー、謎の生物を撃つ為に入山したハンター、You Tubeで閲覧数を増やすために無謀な入山をした大学生。面白くて一気読み。自然の雄大さ、人間の愚かさ、このシリーズにはいつも考えさせられる。

2022/02/19

ジュール リブレ

k-9シリーズ新刊ゲット。雪男編です。時々、ありえない展開を見せるこのシリーズ、またかな?と思ったら意外な展開になりました。雪山シーズンに現れた雪男の正体は?はやても大活躍、YouTuberも絡んできて、現代風の彩りを添えてくれてました。ラストの大団円がいい感じに収まりました。

2021/09/27

goro@80.7

シリーズ10作目。いきなりの江草隊長の件はビックリでしたが冬の北岳を舞台にまさしく異形の事件。人の愚かさや傲慢さが見えるお話でした。今回は川上犬カムイの跡を継いだリキの成長ぶりがうかがえてうれしい限りでした。それにしても汚れてしまう動物は人間だけかもしれません。

2021/09/17

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