MONEY 〈新装版〉 (徳間文庫)
MONEY 〈新装版〉 (徳間文庫) / 感想・レビュー
ひさか
2007年1月徳間文庫刊。2021年9月徳間文庫新装版化。東隆文の窃盗8,600,000、的場大悟の無限連鎖講6,700、重松衣子の万引き3,480、桜田ナオの援助交際50,000、ミスターXの誘拐2,800,000、轟政嗣の借金5,460,000、森本鉄太のおれおれ詐欺10,000、東隆文の強盗10,400,000、の8つのお金に対する様々な考え方を待った人達の短編。イヤな話ばかりで、楽しくないし面白くなかった。東隆文〜が、最終と最後にあって救いがあるかと思ったが、何もなかった。
2021/11/23
Asaya
以前貪るように読んでいた氏の小説。たまたま書店で読んでいなかった本書を見つけたので久しぶりに購読。お金にまつわる犯罪小説と銘打っているが、実際はお金に振り回される市井の人々の悲喜こもごもな話。氏の軽妙で読みやすい文体は安心感がある。しかも、内容によって地の文も文体が変えているのは流石パスティーシュの名手と言われるだけのことはある。短編集だが「ミスターXの誘拐」がオチもしっかりあって一番面白かったかな。まだ読んでいない本があるらしいので、もう一回追いかけたいなと思った。
2022/08/15
Moom
こんな簡単に儲かるのか…。 まじめにコツコツ貯めているのが悲しくなる。 でも、そんなことしてたらろくな事にならない、と最後はどんでん返しを期待していたが、何もなくてモヤモヤするー(笑)
2022/02/21
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