中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん (徳間文庫)
中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん (徳間文庫) / 感想・レビュー
H!deking
20代の頃、中島らもさんにハマって片っ端から読み漁ったけど、やっぱり今読んでも面白いなー。永遠の名作!
2022/01/25
GAKU
中島らもさん作品の集大成『曼荼羅コレクション』の第一弾。表題の「白いメリーさん」はじめ、どれもらもさんらしいユニークな短編がおさめられています。らもさんは大好きな作家さんで殆どの作品は過去読んでいるのですが、久しぶりにらもさんの作品に触れ、あらためて凄い作家さんだなと再認識いたしました。単行本未収録作品の「頭にゅるにゅる」を読むことが出来たのも良かったです。こちらを読んだら無性に「今夜、すべてのバーで」を再読したくなりました。もう、らもさんの新作が読めないのは本当に残念です。
2022/01/04
Shoji
愛すべきおバカ、中島らもさんの短編集です。ザッツ・オバ関西が満載です。妄想を語らせたら天下一品。面白く、哀切もあり。ところで、業界の大御所に大立ち回りを演じる実話も織り込まれていました。読んでる私はスカッとしましたが、らもさんはアル中で入院。ほんまに愛すべきアホや。
2022/01/06
ましゃ
狂った人間達、狂った世界観、何でもありな曼荼羅コレクション短編集。初の中島らも作品でしたが、短編としてどれも完成度が高くどれも大好物!何でこんなすごい作家を今まで知らなかったのか…中島らもという深い教養がある人間から創りあげられる破茶滅茶さ。知を知った上での破茶滅茶さが出ていて、ホラー、ギャグ、不条理といったオチなのにどの短編にもこの作者にしかない教養・魅力が備わっている。私が一番好きな作品は、自らの文学賞落選の怨念を吐露した『頭にゅるにゅる』。久々に読書で笑わさせていただきました!ありがとうございます!
2022/02/27
one_shot
先日、敬愛する漫画家キム・ジョンギ氏の突然の訃報にふれてなぜだか読みたくなってしまった中島らも。二人とも天衣無縫。時にシュールでニッチ、かつダイナミックな作風。徐々にディメンションをずらしながら読者のモラルや常識を揺るがしていくところも同じ。「夜走る人」「脳の王国」まあ、全編甲乙つけ難く好きなのだが、内容は見事にすっかり忘れていた。リリパット出身の役者・山内圭哉さんの解説はほとんどらも氏との思い出話のようでおもろ切ない。正確には講談社文庫版を読んだので、この徳間文庫版にある「頭にゅるにゅる」だけ未読。
2022/10/11
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