山田正紀・超絶ミステリコレクション#4 囮捜査官 北見志穂3 荒川嬰児誘拐 (徳間文庫)
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山田正紀・超絶ミステリコレクション#4 囮捜査官 北見志穂3 荒川嬰児誘拐 (徳間文庫) / 感想・レビュー
はんく
タイトルにあるようにストーリーの太い幹となるのは誘拐事件だ。犯人はあの手この手と奇策を繰り出し捜査関係者を終始翻弄する。サイドストーリーは北見志穂の葛藤。前作(囮捜査官2)の結末の結果、大きな責任を背負わされ心を病みかけた彼女は自身が多重人格障害だと思い込む。狡知な犯人はある企みを持って志穂を身代金の運び役に指名する。誘拐事件の裏に隠された真の目的は予想外で衝撃的だ。しかしながら事件そのものは賭けに等しい綱渡りのようなもので最後まで浮かび上がってくることのない真犯人の都合の良い展開なのは些か安易にすぎた。
2024/01/24
読書と紅茶🥰
志穂のすっきりしない心と呼応するように物語も曖昧模糊としている。いきなり嬰児誘拐事件が語られ、そこに至った経緯が徐々に明らかにされていく。私的には飄々とした袴田刑事のファンですが、志穂も志穂で健気で頑張れ!とつい応援したくなります。ボディコンスーツが時代を感じます。
2022/08/23
ryomisawa
シリーズ第3弾。親本で読んだ時の記憶が殆ど飛んでいるので、新刊を読むような気持ち。
2022/06/15
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