痛みを殺して (徳間文庫)
痛みを殺して (徳間文庫) / 感想・レビュー
たかこ
「シーツとシーツのあいだ」が文庫化にあたり改題されたもの。「迷子の仔猫」というバーの名前が印象的で大人な出来事にどきどきしていた覚えがある。文庫では小池真理子さんの解説にとても共感。私が作者の文章に惹かれる(特に女性がらみのもの)理由がわかった気がする。表紙も文庫の方が素敵で私好み。「シーツと…」は2011年に読んでおり、自分の中にこの11年は数えきれないほどの痛みがあったな…としみじみ感じた。痛みを感じつつも、その痛みが懐かしく感じられるのは、文章の瑞々しさにに浸されてしまうからかも。
2022/07/16
わんつーろっく
久しぶりに小手鞠さんの恋愛小説を手に取る。2011年刊行「シーツとシーツのあいだ」を改題・加筆修正したものだが、小池真理子さんの解説に惹かれての再読。あぁ、こんなファンタジーのようなストーリーだったか。まいごのこねこという名のバーを舞台に、バーテンダーが差し出す美しいカクテルを飲むと・・嘘か真か幻か。甘くて痛くて怖くもあり、大人の恋愛事情怒涛の7編。
2024/09/09
こばゆみ
表紙はちょっと怖いし筆者もあとがきで「怪談っぽい」って書いてるけど、わたし個人的には「不思議」が優先する感じの短編集。「まいごの子猫」というバーが共通して出てくる、カクテルをモチーフにしたお話たち。気軽に読めて、男女のドロドロが愉しめます(笑)。
2022/07/31
Mayrin
初読みの作家さん。バー迷い猫での短編小説。バーを舞台にした小説は何冊か読みましたが、少しミステリアスな大人のお話しで面白かったです。
2022/10/22
ますみ
★4★
2022/08/31
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