喪を明ける (徳間文庫)
喪を明ける (徳間文庫) / 感想・レビュー
みかん🍊
近未来の日本はこうなってしまうのか、東京で大災害が起こり子どもを亡くした優斗は実家の名古屋に戻り靴職人の父との二人暮らしがはじまる、自動運転、AIやロボットにより生活は便利になるがもはや独立国として維持出来なくなりアメリカや中国の自治領になろうとしている日本、現在の日本を見ているとさもあらんで、こんな国になり果てる未来が想像出来る、名古屋が舞台の楽しい作品を書いていた大田さんなのでいつもの作風とは違いタイトルからして明るい話しではないと思ったがこんな未来になって欲しくない。
2023/05/19
蒼
東日本大震災から地続きの近未来の日本。自分の意思で安楽死を選択した妻を喪った靴職人の父親の元に、東京災害で娘を喪い離婚した元漫画家の息子がやって来て同居が始まる。東京を襲った災害をなんとはなしに仄めかしながら、アメリカと中国に占領されそうな日本社会をぼんやり浮かび上がらせつつ、生きていこうとする二人の男達。大きな事件や転機が起こるわけでは無いが、生きている限りは生き抜こうとする二人の意志が眩しく映る。ただ安楽死を選択した妻が自己完結し過ぎていて、夫と息子のやるせなさが切ない。
2022/12/17
ハスゴン
短いけど、なんだかその後が気になる作品でした。
2023/03/06
こばゆみ
なんだか不思議な世界観。靴職人をしている卓弥の元へ、妻子と別れた息子の優斗が戻ってきて、同居をするお話。不思議だと感じるのは近未来が舞台で、聞き慣れない言葉が出てくるせいかなーとは思う。あらすじに書いてある「予想を大きく覆す展開」が、私はちゃんと把握できているのか心配(^_^;)。
2022/12/02
一五
ビミョー 普通に読んでたら 近未来設定。過去と先には色々ありそうだが、今はこれといった事もなく…
2023/06/20
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