ノッキンオン・ロックドドア2 (徳間文庫)
ノッキンオン・ロックドドア2 (徳間文庫) / 感想・レビュー
ナルピーチ
ノキドアシリーズ第二弾。前作に引き続き短編小説としてとても面白く倒理と氷雨のロジカルな探偵物語を存分に堪能。一作目から少しずつ触れられてきた過去の因縁にも言及。今回の最終話で伏線が回収されて全ての謎が明らかとなる。物語としてはこれで一区切りついた印象を受けるが二人の活躍をまだまだ見てみたいので新たなシリーズとして続編(今度は長編)も描いて欲しいな。締めの解説は東川篤哉先生が担当。エピソード仕立ての解説は青崎先生の事を皮肉りながらもちゃんと作品の事を称賛していて、ある意味本編以上に楽しく読ませて頂きました!
2024/02/13
yukaring
不可能な謎(HOW)専門の倒理、不可解(WHY)専門の氷雨の2人が経営する探偵事務所〈ノッキンオン・ロックドドア〉の第2弾。珍妙な事件ばかり持ち込まれるこの事務所。2人の息ピッタリの掛け合いにも笑えるが駄菓子好きの警部補や胡散臭い仲介屋、アルバイトの薬子などキャラ立ちなメンバー達とのわちゃわちゃ感は「アンファル」を彷彿させる面白さ。そして2人の同級生で今は犯罪者にトリックを提供する犯罪コンサルの美影も加わり、いよいよ彼らの‘’過去の事件‘’の真相が暴かれる。続きはないのか凄く気になるお気に入りのシリーズ。
2024/05/13
cinos
不可能と不可解が専門の二人の探偵が軽快に会話しながら事件を解決するパズラー短編集。「穴の開いた密室」のなぜ穴を開けたのかが、おおっと思いました。穿地警部補もやるなあ!最終話が四人の運命を変えた事件の真相を明らかにしていて切ない感じがしました。続編はあるのでしょうか?
2024/02/16
ハゲおやじ
第二弾。6つの短編で構成。倒理と氷雨の探偵事務所に舞い込む事件に専門分野?で挑む。今回も謎解きが面白く レギュラーメンバーも良い味をだしている。「ドアの鍵を…。」は、穿地/美影 含めた4人の驚くべき過去が明らかになる。少々 私にはキツイ内容で読後も尾を引いた…って 本当にビックリだよね。まさか そんな事があって あの人が なんて、思いもよらなかった。そうそう、穿地の家系は凄いんだね。でも 最も不思議なのは 薬子ちゃんかなぁ。この娘の正体って 何だろうね? ”3”が有るのかな?
2024/04/20
のんちゃん
不可能な謎専門の御殿場倒理、不可解な謎専門の片無氷雨の二人が経営する探偵事務所ノッキンオン・ロックドドアの物語第2弾。今作ではいつもの謎解き犯人探しの他、倒理のタートルネック着用の原因となった事件の謎解きが最終話で語られる。一筋縄では行かないのは思っていたが、そうだったのか!と驚きの展開。この最終話で、氷雨が不可解担当という担い手である理由がわかった。最後まで優しい氷雨君と、優しさを素直に出せない倒理君のバディは相性バッチリでした。大きな事件の謎は解けたけど、まだまだこのシリーズ、続いて欲しいな❣️
2023/09/26
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