半村良“21世紀”セレクション1 不可触領域/軍靴の響き 【陰謀と政治】編 (徳間文庫)
半村良“21世紀”セレクション1 不可触領域/軍靴の響き 【陰謀と政治】編 (徳間文庫) / 感想・レビュー
ヒデキ
高校時代には、純粋なSFとして読んでいた作品でした。 あの頃とは、違い、今の世界を見ていると ありえなくない未来と思えてなりません 今の国民の考えでは、既にこの事態を受け入れてしまう 状態になっていると思えてしまいます。 世間は、ビックリするくらい保守的(右傾化?)になっていて、批判を許容できない時代になっているのを改めて考えてしまいました
2023/09/09
乃木ひかり
カバー買いした本。狂気に満ちた笑顔です。収録されていた内容も解説も面白い、さすがトク魔くん。軍靴の響きは個人としては子供世代の発言にどうしても共感してしまうのだが、おそらく3つのカテゴリーどの派閥が力を持ったとしても崩壊は免れないだろうと感じる。少しずつ近づいて来るような構成も良かった。
2023/05/15
SOLVEIG
これが、1970年代の作品!?最近の作品だと言われても納得してしまいそう――スマホやインターネットなどが出てこないという辺りに違和感はあるだろうけれど……。更に、《異常気象》と言う言葉も既にこの頃使われてたのかとも。 半村作品は一時期かなり追いかけたけれど、実は読んでた方と読んでない方があって本書に収まってる【陰謀と政治】な作品群は全作初読(のはず)。どれもこれも怖さが先に立つ――今読むと更に!? そんな中「不可触領域」は面白く読めた……とは言ってもこちらもありそうで怖かったけど。ナマケモノ。。。
2024/02/26
mirie0908
読書会のため読了。半村良はそんなに読んでなかったが読み始めたらぐいぐい引き込まれる。ポリコレ全盛の今の時代には評価されづらい部分もあるのかもだが、通俗的な内容に、しっかり社会や反戦への考えや、SF的しかけや、普遍的価値観もはいってて、しかも読ませるエンタメという作風に舌を巻く。
2023/10/27
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