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FLESH&BLOOD〈2〉 (キャラ文庫 ま 1-12)

FLESH&BLOOD〈2〉 (キャラ文庫 ま 1-12)

FLESH&BLOOD〈2〉 (キャラ文庫 ま 1-12)

作家
松岡なつき
雪舟薫
出版社
徳間書店
発売日
2002-01-23
ISBN
9784199002137
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FLESH&BLOOD〈2〉 (キャラ文庫 ま 1-12) / 感想・レビュー

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文庫フリーク@灯れ松明の火

「でも、人目がなかったら・・・?」明るいブルーの瞳の抗しがたい魅惑&ジェフリーの身体に残る無数の傷跡と逞しい「持ち物」&滑り込んだ舌の甘い蹂躙&メイトの死に突っ伏して大声で泣くカイト←「乙女が!乙女がここにいます軍曹!」そうか、魔性のゲイの素質有り、と思ったカイトは、小生意気なのに保護欲と独占欲掻きたてる「乙女」だったのか(笑)しかし骨折、即、患部を切除とは。確かにこの時代では衛生の概念や消毒液・抗生物質も無いわけで。船に乗ること自体サバイバルなのですねぇ。ジェフリー対ビセンテの海戦も読み応え有りでした。

2014/05/06

エンブレムT

16世紀の暗黒部分である奴隷貿易だとか、華やかな歴史の裏側で蠢く間諜の問題だとかがキッチリ描かれていることにビックリしました。ごめんなさい!各国のイイ男カタログ的な、なんかもっと緩くて甘々なBL大河なんだと誤解しておりました!!や、イイ男カタログとしても楽しめそうな伊達男が満載なのは間違いないんですけどねwこの巻は、海斗の保護者的な立場になってるドレイクやジェフリーだけでなく、ビセンテ、ナイジェルそれぞれの持つ弱い部分に、「守らねばならない存在」として海斗がザクッと突き刺さっていく感じが面白かったです。

2014/02/09

扉のこちら側

ついに航海に出たカイト。フランスの港でのビセンテとの邂逅。

2010/01/24

藤月はな(灯れ松明の火)

険悪化するスペインとイギリスの意見の対立や衛生面の不十分さや宗教の絡んだ風俗に世界史を齧った者としては「そうなのか」と思うことばかりでした。そして近寄りがたそうなナイジェルの人間味のギャップに思わず、「可愛い!」と思っていました。色々と押絵が素晴らしすぎて眩暈がしそうです(笑)それにしてもビセンテに「孤島の鬼」の諸戸氏や「聖なる黒夜」の及川さんのような「好きな人に対して優しいけれども決して報われることのない」雰囲気を見出してしまうのはどうしてなんでせう?

2011/04/23

カナン

場所が陸から海の上になった途端思い知らされる、16世紀という時代の厳しさ。海斗でなくとも現代人には生き延びれないと絶望して大泣きするだろう。けれどジェフリーを筆頭にグローリア号のメイト達がとにかく皆魅力的で、敵対することになったスペインのビセンテ達もやっぱり強くて、優しくて、生きることに懸命で、確かな愛国心がある。今の日本が有事になった時、自分は立ち上がれるのかと悩む海斗の葛藤や確かな成長が愛しい。当時の敗血症の恐ろしさも、石鹸から中世のイスラム文化の優秀さに触れている点も時代考証ばっちりで読み応え充分。

2018/10/11

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