FLESH&BLOOD(9) (キャラ文庫)
FLESH&BLOOD(9) (キャラ文庫) / 感想・レビュー
文庫フリーク@灯れ松明の火
おお、表紙と色違いの内表紙が実にシブい。ビセンテに拉致され、その死と無敵艦隊の敗北を予言した《無敗の提督》サンタ・クルズ侯に詰問されるカイト。そしていよいよスペインのフェリペ2世に謁見するカイトとビセンテ。謁見で垣間見る《慎重王》の異名とは別の、一癖あるスペイン王フェリペ。職人好きの私には、造船の名工・たぶん「蛇」のファン・グリフスの登場が嬉しい。カイト奪還の為、ナイジェルをエサにマーロウの同行を引き出したジェフリー。次巻は3人のスペイン侵入・カイト奪還がメインかな?で、もしもしカイト?→
2014/06/04
エンブレムT
この時代のスペインが『異端審問の牙城』として描かれてしまうのは仕方ないんだけれど、もうちょっと魅力的な人を登場させてくれても良いじゃないですかー!マイナスまで落ちてるスペインの好感度上げを、ビセンテ1人に任せちゃうなんて荷が重すぎです!!フェリペ二世も頑張っちゃいるけど、やっぱ実在人物だと言動に制限がありますからねー。(←リアルにスペイン好きな私)シカシ、ビセンテの「金髪じゃないからか」には笑ってしまいました。なんなの、彼のこの可愛いらしさ!このままだと、ビセンテ応援モード読みに突入してしまいそうですw
2014/02/23
カナン
リスボン到着で西班牙側の人物も続々と揃ってきました。ファン、ラウル、レイバ、どれもキャラが際立っていて良いですね~。流石に登場人物が多くなってきましたが個性が強くて助かる。フェリペ二世は想像以上に難解で、海斗にとっては厄介な男のようですが、この手強そうな雰囲気が好きです。そしてやっとジェフリーが己の矮小さと傲慢さを自覚してくれて一安心。唯一無二の相棒を失わずに済んで本当に良かった。けれど海斗の次の危機は一番恐れていた異端審問! 生意気で危なっかしいことも多いけど、17歳の少年が乗り越えるには試練が多過ぎ!
2018/10/17
扉のこちら側
初読。ついにフェリペ2世の元へ。カイトの動向に一喜一憂するビセンテ。
2006/02/25
藤月はな(灯れ松明の火)
間諜入り乱れるスペイン宮廷編、開幕。本当に油断も隙もない当時の政治面に国を統治し、諸外国を手中に治める為に相手にする困難さが伺えます。しかし、世界史の資料集で見たはずのフェリペ2世の顔がすっかり、忘却の彼方に・・・・・TT比べられている(本当に気づいて傷ついて欲しくない)のに海斗に好かれようと必死に頑張ったり、嫉妬したりするビセンテに諸戸&及川コースが待ち受けているのに頭を抱えそうになります(泣)そしてイングランド3人組の会話は愉快ですね。
2011/05/29
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