FLESH&BLOOD 10 (キャラ文庫 ま 1-20)
FLESH&BLOOD 10 (キャラ文庫 ま 1-20) / 感想・レビュー
文庫フリーク@灯れ松明の火
P151のイラスト。『グイン・サーガ』のアリとは異なるが、カイトの異端審問の弁護人・ラウル・アルバレス・デ・トレド。闇の眷属、悪意と残忍な蛇を心に飼う男。こんなキャラの登場が心の底が嬉しい私は、やはり闇の眷属か?ビセンテのカイトを守護する一途さに、読み友さんの言う「不憫キャラ」の気配が匂い立つ。毒殺されかけたカイトへの「エリシャの技」マウストゥーマウス式人工呼吸は、せめてものご褒美か。男色の罪の疑い晴らすため、屈辱的な医師の診察受けるカイト。前巻でジョニーと戯れた報い?楽しみなのはカイトの静養先→
2014/06/08
エンブレムT
「この表紙の人、素敵~♪」と、シリーズを読み始める前に思っていたので、彼の活躍するスペイン編が挿絵に最も不自由してる時期だったと知り愕然としました。ビセンテったら、いったいどこまで不憫なんだよwノーブルな美貌と端正な佇まいの騎士姿から「ストイック系?クール系?」どちらにしても一匹オオカミタイプだろうなと予想していたのですが、まさかの「弟を溺愛してるブラコン兄ちゃん的要素」が加味されてて、反抗期の弟状態になってる海斗とセットで好感度が上がってきております(笑)置毒、二重間諜など水面下での陰謀が怖い巻でした。
2014/02/25
扉のこちら側
初読。暗殺未遂と異端審問で満身創痍のカイト。動揺するビセンテ。
2007/06/23
藤月はな(灯れ松明の火)
ビセンテonlyの表紙や誇り高きスペイン騎士精神を体現したかのような過去の話になんだか、嬉しくなってしまいます。ビセンテが海斗に行ったあのs-んがイラストになったら顔の血が沸騰しそうになるため、イラストがなくて良かった・・・。そして国に害をもたらす危険性があるならば暗殺しようとする権謀術数に寒気がします。個人的には悪役になりそうなラウルは何だか「塗仏の宴」のあの人や「東亰異聞」の傀儡使いを彷彿させて好きですね。
2011/05/29
カナン
西班牙の異端審問のやり方の何と惨いこと。英蘭もその手は酷いんだが、西班牙の残虐さはレベルがなぁ。二度に渡る容疑をやっと交わしたと思ったら今度は男色の罪を着せられるとは。身体検査がそれ? 終いには毒を盛られるとか、海斗が不憫すぎる。ビセンテは優秀な軍人だけれど、貴族階級が低い故に西班牙の血統主義に逆らえないのが辛いところ。でも「守る」と誓った彼の嘘偽りない献身がないと海斗はとっくに心が壊れていたはず。英蘭組が少しずつ海斗奪還のために近付いてきましたが、マーロウがちょいちょい男前な言動をするのでときめきます。
2018/10/18
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