警視庁十三階にて (キャラ文庫 す 2-14)
警視庁十三階にて (キャラ文庫 す 2-14) / 感想・レビュー
みずほ
小説★★★★☆ 挿絵★★★☆☆ 公安部上司×部下。キャリア同士。BLでは珍しい硬派な公安&スパイもの。実態が知られていないので、フィクション部分が多いらしいが、本物っぽく臨場感溢れてて面白く読めた。知能は一流だが情緒が子供のままのクールビューティー・綾瀬。ニヒルな辣腕上司・瑞木がかなり手荒い手段で綾瀬の固い殻を壊して、中から柔らかい雛を引きずりだして作り変えてしまった・・・という感じ。初めてのHがあれはないわ~とは思うけど、恋愛メインじゃなくて、仕事9:恋愛1くらいの比率の作品なのでなんとか許容範囲(笑)
2013/03/21
azuri
公安大好きなのに、表紙があまり好みではなく暗そうに思えて後回しにしてたのですが・・・・いやいや面白かった!公安の中でも対内部じゃなくて対外部というのが珍しい設定。公安上司×美人部下。確かに瑞木が強引すぎて単なる強姦じゃ・・と思ったけど、本当に惚れこんで、と分かってからは、綾瀬の再生に惹き込まれる様に読んだ。2巻があるのですがそちらがとても面白かったので、比較の為にもこの巻での二人の関係性押さえておきたい。あと陸検事がいいです。彼に関してはイラスト違和感なかった。公安BL、もっと増えないかしら~ww
2012/01/05
ちるる
公安って刑事モノにたまにでてきたりしますがメインでは珍しいのでは。緊張感があって面白かった。その特殊な任務内容のため達成感とかやりがいを感じるのは難しそうな組織かもと思いました。瑞木が綾瀬を殺したいほど好きなのはわかりましたが、綾瀬はあんまり瑞木のこと好きじゃないよな…。恋愛に至ってないところが引っ掛かる人には引っ掛かるかも。個人的には公安ってだけで楽しかったので○です。
2011/11/27
ミル婆
公安部外事のエリート同士。スパイ天国の日本では恐ろしく困難で虚しい仕事、と外事ものをいくつか読んでいるので世界観には入りやすかった。固い殻に閉じこもっていた雛鳥が、傲岸不遜な上司に殻を割ってもらい懐く…正に刷り込みではないか。余裕があるんだかないんだかよくわからない瑞木の、見た目に反してやんちゃな気質が陸の存在によってなんとなく納得。こういう硬派っぽいBL、たまに無性に読みたくなる。
2012/08/24
黎
表紙を見たところでは190センチと175センチのカップルには見えない。BL版「外事警察」。本文でも再三触れられているが、外事だから派手な立ち回りもないし、すっきり解決もない。この手のBLで万能なダークな組織の登場なしに陰鬱で重苦しい空気が出ているのは素敵。ただその空気を味わうだけで終わってしまった感があるので続編があれば楽しみです。主人公たちより真城が深みのある存在だった。陸の正体がちょっと残念。
2010/11/02
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