FLESH & BLOOD 17 (キャラ文庫)
FLESH & BLOOD 17 (キャラ文庫) / 感想・レビュー
文庫フリーク@灯れ松明の火
前半のビセンテ・アロンソ・レオ、スペイン組3人。心の垣根を取り払った男同士のやり取りが心地よいだけに、現代パートの和哉と海斗が修羅場というか、愁嘆場というべきか。この強烈な対比は、松岡さんの巧さですね。例え異性であっても、執着心の塊のような惚れ方されたら、重すぎてしんどいでしょう。解っていても執着せざるを得ない和哉が、報われること無いだけに不憫とも言える。それともグイン・サーガの、イシュトに執着するアリのような存在に成りうるか?あ、海斗が現代へ戻る必要に迫られたら、和哉の執着心は使えるな←極悪
2014/09/29
エンブレムT
海斗が「和哉も一緒に行こう」とさえ言っていたら、どんな苛酷な状況が待っていようとも、どんな辛い思いをしようとも、16世紀でも和哉は海斗の『親友』として傍に居続けたと思うんだけどな。そうさせないばかりか、和哉の存在自体を海斗が敵認識するまでヤンデレ化させちゃうってw作者様のドS~!!振り向いてもらえないヤンデレという悲しい存在にされちゃった和哉が不憫でならないよぅ。彼が浮上出来るような救済エピソード、お願いします!もちろん、海斗がジェフリーと落ち着いてからで良いので!ってか、この2人もいつ落ち着くんだよぅw
2014/04/02
ふかborn
☆⑦~⑰読了。馬車の中でビセンテに甘えるアロンソに、もっとやれ~!スペイン組の方が好きなので、いちゃラブ場面は美味しく頂きます…ジュルリ。和哉がトリックスターの扱いなのか、どうしてなかなかの海斗に対する執念の愛憎でもって掻き回す。和哉の粘着質な愛情を向けられる海斗が、どの様にかわして逃走するのかが読んでいて非常に楽しい。心理を読んで裏をかき、相手の数歩先を行く…という展開が良い。別れ際になって海斗にすがる和哉に、あ~あ、泣いて引き止めるのか…と少々気がそがれたが、憎まれ役を貫いた和哉に乾杯…!続く
2014/10/02
扉のこちら側
初読。カズヤを出し抜き、16世紀行きを決行するカイト。イングランドとスペイン、それぞれの宮廷が動く。
2011/03/01
藤月はな(灯れ松明の火)
海斗を引き留める為ならば手段も選ばないのに自分を信じてくれる人を騙していることへの罪悪感も持っている和哉が痛々しくてなりません。自分が想う深さほど相手も自分を想ってくれるものではないことや人の心は変わってしまうことを理解しながらも憎めないのはとても辛い。海斗が全てだった和哉に東京事変の「落日」を贈りたいと切に思わずにはいられません。アルマダの海戦へと巻き込まれる傷心のビセンテやレオがアロンソの友愛で笑ったり、彼ららしさを取り戻しつつあるのがホッとします。アロンソ、ビセンテたちをよろしく。
2012/03/22
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