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H・K(ホンコン)ドラグネット4 (キャラ文庫)

H・K(ホンコン)ドラグネット4 (キャラ文庫)

H・K(ホンコン)ドラグネット4 (キャラ文庫)

作家
松岡なつき
乃一ミクロ
出版社
徳間書店
発売日
2011-10-27
ISBN
9784199006388
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H・K(ホンコン)ドラグネット4 (キャラ文庫) / 感想・レビュー

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那義乱丸

序盤のとある文章に不安が広がるも、大丈夫だろうと読み進めたらまさかの展開に衝撃を受けてしまった。でも、ジェイソンとクレイグにはこれしかないかなと納得できる。二人が望んだ場所にたどり着いたとも言えるし、二人にとってのハピエンだと思える。終盤の二人の挿絵2枚が素敵。特にP.243にはウルっと。口絵の表裏も読後にまた見て、涙。二人の後姿の絵がすごく好き!私は若カプに萌えを感じなくて、あまり重要視してなかったのだけど、こうなってみるとアーサーと隆之の存在意義を強く感じる。そして、ラストの彼らに癒された。

2011/11/02

ポンポコ

あとがきから読んでしまったのである程度の覚悟はしてたのですが、JUNE程の悲壮な終わり方でなくてよかった。。ジェイソンとクレイグの最期をあえてはっきりと描かずに幸せで穏やかな二人の影という一抹の希望と、隆之とアーサーという未来を残した幕引きは強い寂寥感の中にも希望が感じられるものでした。 ジェイソンとクレイグが最後の最後でようやく通じ合うシーンは本当に切なく美しく、胸を締め付けられました。文章だけで十分伝わってきましたが、最後の挿絵でも二人の静謐なラストが伝わってきて切なさ倍増。

2011/11/07

ミル婆

スピード感溢れる展開に、いつ寝首を掻かれるかわからない緊張感。アングラ物の醍醐味をたっぷり味わえた。帯に「衝撃の最終章!!」とあったので暗雲がみよ〜んと立ったけど、余韻の残る結末でした。できれば口絵のような幸せな姿が見たかったけど、黒社会だもんね…しょうがないか。でも寂しい。ジェイソンのカリスマ性が半端ない。クレイグったら頭脳派のくせに抜けてるし、でも最後はかわいかったからいいや。年少組は…葉老師にまかせるか…。

2011/10/29

ちるる

(ネタバレかも)この完結巻を事前情報なしで読むことができて良かったです。アーサーと隆之のラブも微笑ましいですが、やはり大人組好きとしてはジェイソンとクレイグの対立に胸躍るのです。正直、予想外の展開でびっくりしました。読み終えてしばらくは考え込みましたが…どこまでいってもジェイソンは好きなようにやる自分を変えないだろうしクレイグは折れないだろうし…これしかなかったのかもしれないと思いました。だから満足。小冊子も楽しみです。

2011/10/27

那義乱丸

再読なのでわかっていたけどやっぱりツライな。そうなってしまったのもクレイグの対処の悪さが要因としてあるわけで、ニッキーごとき小物に動揺させられてる彼に苛ついたりもした。でも、クレイグのジェイソンに対する意地やプライドは始まりを思えば致し方ないし、これまでのふたりの関係性を振り返れば、こういう形でしか寄り添えなかったんだろうと思う。そして、クレイグの穏やかな表情とジェイソンの幸福そうな笑みに救われたのは確かだ。口絵のふたりの後ろ姿にうるり。私にとってこの作品はジェイソンとクレイグの物語だった。

2018/04/18

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