パブリックスクール: -八年後の王と小鳥- (キャラ文庫 ひ 3-8)
パブリックスクール: -八年後の王と小鳥- (キャラ文庫 ひ 3-8) / 感想・レビュー
扉のこちら側
2016年1032冊め。シリーズ3巻目は番外編。巻頭の『八年目のクリスマス』が、本編より先に読んだこのシリーズ初めての作品。というわけで前2冊の結末は知っていたのだが、そういう意味で「わかっていても楽しめる」精度の高い物語だった。大人になっても一族とエドの戦いは終わらない様子。ジョナス、オーランド、ギルとの友情も続いていて何よりだ。先月発売の小説誌にまた短編が掲載されていたので、4冊目が出るのが楽しみである。
2016/12/04
扉のこちら側
2018年512冊め。再読。最後まであきらめない者の勝ち。小説キャラ本誌では後日譚の番外編が時々掲載されるのでこの続きが文庫化される日を楽しみに待っている。
2018/08/16
きなこ
改めてエドの愛情の深さと、どんな決心をしてレイに会いに東京にやって来たのかを思い知らされた。エドの涙の告白には胸が打たれた。レイ、まだまだ決心が甘かったなぁと思わずにはいられなかった。ジョナス、オーランド、ギルの3人の友達は相変わらずいい感じ。ある意味この仲間がいれば、レイはどんなことでも乗り越えていけるような気がする。(エドごめんね)
2016/08/07
冬見
血は横たわる。この人と生きていくとはこういうことなのだということを、まざまざと。番外編と言うよりも本作を含めて本編。青い血と権力と明晰な頭脳を持ったエドワード・グラームズと愛を失うことに怯える小さな子どものエド。時々エドが可哀想で切なくて胸が痛くなる。盲目的に愛さえあれば良いと思っていたあの頃よりも、自分の愛が愛する人を傷つけることがある可能性や愛する人の愛が自分を傷つけることがある可能性を知って、それでも愛を選んだ今のレイのほうがずっと良い。現実を知った上で本当の意味での覚悟を決めたレイを見て安心した。
2018/10/30
なみ
覚悟を決めさせる、するという重さ。このシリーズ通して私はエドが愛おしくて仕方ない(´ー`)
2017/06/23
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