野望円舞曲 1 (徳間デュアル文庫 た 1-3)
野望円舞曲 1 (徳間デュアル文庫 た 1-3) / 感想・レビュー
ましゃ
果てのない宇宙でそれぞれの野望が渦巻くスペースオペラシリーズ。主人公は商業国家「オルヴィエート」国家元首の一人娘エレオノーラ。籠の鳥状態の彼女が、突如他国の軍艦が領宙侵犯してきた事により事態は大きく動き出す。元首である父への反撥、異母兄への憤り。なにも起こらなければ、なにも変わらない。自分を縛りつける運命の鎖を断ち切るため、彼女は戦争が起こる寸前の状況で行動を起こす。宇宙が舞台ではあるものの内容はSFよりではなく軍事力、政治をメインにした話のため理解しやすく面白かった。人の野望は宇宙に行っても底知れない。
2020/01/10
だまし売りNo
スペースオペラ。田中芳樹と言えば『銀河英雄伝説』が有名である。『銀河英雄伝説』では、やる気がないが能力を発揮するヤン・ウェンリーが魅力的なキャラクターであった。ステレオタイプなヒーロー像を崩す画期性があった。それは『タイタニア』のファン・ヒューリックにも継承された。『野望円舞曲』でも継承を感じるキャラクターがいる。
2021/11/20
いおむ
妻棚本。既読済みです。
2015/02/14
keisuke
今更読んでみたけど、田中芳樹っぽい、ぽくないばかり考えてあまり楽しめなかった。
2019/09/05
kuma-kichi
ボスポラス軍によるオリヴィエート侵攻から話が始まる群像SF。「宙峡」という交通の要所を押さえたものが勝ち、という、「銀河英雄伝説」で出た「宇宙回廊」の発想とだいたい同じ。オリヴィエートも商業国家だし。ボスポラスはどこか、トルコ系で「アルスラーン戦記」を思い起こさせます。 でもまあ、悪くはない。ということで次巻へ。
2018/04/08
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