メルサスの少年: 螺旋の街の物語 (徳間デュアル文庫 す 2-2)
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メルサスの少年: 螺旋の街の物語 (徳間デュアル文庫 す 2-2) / 感想・レビュー
春一番
星雲賞受賞作。グロテスクだが美しい娼婦の街メルルキサスを舞台にしたファンタジー。他の生物と混ざった姿を持つメルサスの女。彼女たちはからくりの動力になる鉱石パラサンサを採掘する男たちに春を売って暮らしている。子供を産めないはずのメルサスの女の子供として育てられている少年イェノムははやく大人になり外の世界へと出ることを夢見ていた。失われた時代のからくりや特殊な生物などナウシカを思わせる。外の世界やからくりについてあまり語られないのは残念。世界観はよいのでシリーズにして世界を駆け巡る冒険譚にして欲しかった。
2022/10/11
時雨
初期の菅さんの名作だと思う。そして何より表現の美しさが好き
2011/09/26
フタ
再読。脳内映像が綺麗で嬉しくなる。大好きな本。
2011/07/28
wavie
ファンタジーのようで身近なものを彷彿とさせられるものも出てくる独特な世界観を持った作品だと思う
2009/06/07
ヌーン
借りたはいいがなかなか読み始められなかったのは、設定のせいか。しかし、大きなお兄さんにはある種たまらない設定なのではないでしょうか。読み始めるとすいすいいけた。とてもおもしろい。ただ、残念なのは、この物語も少年と少女が手に手をとって新しい時代に踏み出したところで終わっているところ。終わったところからが多分大変なんだろうなぁ。そっからが読みたいんだけどなぁ。
2010/03/01
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