狩野俊介の事件簿 (徳間デュアル文庫 お 3-2)
狩野俊介の事件簿 (徳間デュアル文庫 お 3-2) / 感想・レビュー
ヨーコ・オクダ
短編4本。あとがきによると、太田センセは当初このタイトルを「狩野俊介の時間割」にしようと考えていたそうで。確かに、各エピソードに「1時間目国語」「2時間目理科」…て振ってあるんよね。俊介は中学生の設定。うまいこと各教科ネタを絡めつつ、暗号やら密室やら犯人消失やらの謎を解いていく。そして、他の長編作品と同様、登場する大人と子供の間で絡まった糸をほどいたり、切れていた糸をつないだり…。まぁ、極端にイヤな大人が登場しすぎだわね(苦笑)「4時間目音楽」のピアノの発表会エピソードは何となく見たことがあるような?
2021/08/16
チャコ
読む順序を少し間違えてしまったので、他の作品に出てきた梨花がどこの誰なのかようやく分かってスッキリしました。まだ12歳という子供ながら大人や犯罪者と渡りあってきた俊介が見せた子供らしさに、また友達を大事にするシーンにホッとしました。アキちゃんが理科が得意だっていうのも少し意外です笑。
2013/11/04
まりもん
1作品目に登場する梨花は今後登場すると聞いているので、強烈キャラだったらどうなんだろう?と思っていたが、職業がマジシャンというところが個性なのかな?4作品目は俊介の友人である久野君が事件に巻き込まれていく。俊介の意外な活躍が見られて良かった。彼にも友情というものがあるんだと人間的なところが発揮されていた。今まで色んな事件にも落ち込みながらも大人の様な冷静な対処をしてきたように見えたので、少年らしさが書かれていて安心した。
2012/04/29
都布子
シリーズ2冊目の短編集。相変わらずピュアで健気な俊介くんです。中学生の彼らしく、4つのお話にそれぞれ国語・理科・数学・音楽と副題がついてますが・・・最後の音楽はかなりこじつけだよな(~_~;)。謎的に面白かったのは「理科」のお話。なんか往年の「平成教育委員会」みたいで。
千木良
初読のはずなのだけど…既読感が…
2012/12/27
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