かりそめエマノン (徳間デュアル文庫 か 2-3)
かりそめエマノン (徳間デュアル文庫 か 2-3) / 感想・レビュー
雪守
エマノンの三十数億年のなかで唯一存在した兄の話。兄の存在理由もそうですが、ここまでして生かされているエマノンのことを考えると切ないです。それと作者が自覚しながら書いているあとがきのテンションの高さにはびっくりしました。
2011/09/03
Valkyrie
エマノンの世界は悠久の時の流れと刹那のすれ違い。良くも悪くもストーリー展開は水戸黄門的な意味で読む前からおおよその予想ができてしまうのがエマノンシリーズ。今回は不思議な能力を授かってしまった双子の兄の自分探しがテーマだったのかな。隕石以降の大味で強引なSF展開もカジシン作品らしいと思う。
2023/05/12
izuru youichi
地球生命誕生からの記憶を持っている『エマノン』が主人公のシリーズ第3弾 延々と繰り返されてきた世代交代で初めて誕生した兄弟。兄である拓麻の視点で展開する物語。エマノンとは違うが特殊な能力を持って生まれた拓麻は自分が何の為に生まれてきたか苦悩する。それが何であるかというのが語られるのがこの話のストーリー。 短編ではないので、これまでとはちょっと違う展開だが、短期間で一気に書き上げた勢いがあるからなのか読む方も一気に読めた。
2012/07/03
真塚なつき(マンガ以外)
せんちっっっめんたるっ! そして台無しの「躁宇宙」あとがき(笑) 冷静に考えて齢58のおっさんが16の少女を命懸けで助ける絵面のカッコ良さよ。
2010/08/02
isutabi
【感想】 ・最後はB級アクションSFって感じになった。これでええのか? って気もするが。 【一行目】 女は、歩いていた。 【内容】 ・エマノンの第三巻か。今回は長編。 ・荏口拓麻という青年。どうやら歴史上唯一の、エマノンのきょうだいらしいが、彼はどういう存在なのだろうか。 ・エマノンはあまり出てこない。今回はお姫様役かな。
2021/03/17
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