サムライ・レンズマン (徳間デュアル文庫 ふ 1-1)
サムライ・レンズマン (徳間デュアル文庫 ふ 1-1) / 感想・レビュー
緋莢
惑星アリシアの超高度な精神文明の産物“レンズ”。それを所有する者は“レンズマン”と呼ばれ、彼らを中心に組織された銀河パトロールは、宿敵・宇宙海賊ボスコーンとの戦いに勝利した。しかし、強力な麻薬が安価で流通し、その陰にボスコーン復活を見た“サムライ・レンズマン”の異名を持つシン・クザクが動き出す!『レンズマン』シリーズの著者であるE・E・スミスの遺族から正式な許可を得た外伝。自分は『レンズマン』という名前を知っている程度で(続く
2020/10/17
Mc6ρ助
2001年刊行発売時に読んでいると思うのだが例によって一切記憶にない。なんてことはバーゲンホルム、アリシアのユーコニドール、デラメーター熱戦銃等々懐かしい言葉が次から次へと出てきてどっかにぶっ飛んでしまう。キムボール・キニスン、ウォーゼルやトレゴンシーも懐かしい。最近はサムライ・ブルーやサムライ・ジャパンくらいしか聞かなくなって老兵は集団自決を強要されつつあるのに鑑みてサムライがある一定のイメージを喚起しえた頃がこれも懐かしいことであった。
2023/02/24
白義
ラノベSFの俊英が、全盛期スペースオペラのワクワク感をそのままにライトノベルの世界に持ち込んだ、遺族公認外伝。ドウモ、と忍殺じみたセンスが微妙に光る、カッコよさとコミカルさが完全に両立したサムライ、シン・クザクを中心に、なぜか柔術と和の心にハマったトレゴンシーや熱血分増量したキニスンなど、原作キャラも適度に独自の味付けをしつつしっかり原典通りの活躍を見せてくれる。正伝含めて冒険活劇としての面白さはシリーズナンバーワン。アメコミ的なヒーロー要素が多めだが、持ち味の超級スケールも最終決戦でばっちり出てきて痛快
2018/02/12
inaryoXD11
あの『レンズマン』の外伝。日本刀を持ち、アルタイル柔術を使う、サムライレンズマンのシン・クザクとレンズマンの弟を持つワイルドな隕石工夫のキャットの活躍を描く。多くのレンズマンが出演し、あのキムボール・キニスンも活躍するので、ワクワク楽しく、一気に読みました。ということですが、原作の『レンズマン』は読んでいません。昔、劇場版アニメを観たと思う、くらいの知識ですが、レンズマンの世界を堪能させていただきました。クザクとキャットのキャラクターに加え、デイルズの悪役っぷりが素晴らしいおかげだと思います。
2021/05/09
辺野錠
スペースオペラのSFな世界観にサムライというオリエンタルな要素を入れたのがユニークだった。クザクのキャラクターが今となってはニンジャスレイヤーを先取りしてる感がある。男勝りな女鉱夫、マッコウクジラのレンズマンと脇を固めるキャラクターもユニーク。これ単体でもそこそこ読めたけど本家のレンズマンも気になった。
2021/12/30
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