やっぱりおおきくなりません (徳間デュアル文庫 し 2-2)
やっぱりおおきくなりません (徳間デュアル文庫 し 2-2) / 感想・レビュー
とめこ
麻巳美が色んな人と出会い「おおきくなる」までのお話。続刊出てたの知らなかった…面白かったです。前巻はファンタジー要素の多い独特な内容だったけど、今回はそういう描写が無いぶんお話がすっきりしてて読みやすかった。あと麻巳美の少女めいた語り口がかわいくてお気に入りです。『バイバイ・ミス・アメリカン・パイ』が特に好き。夜の冒険っていいな。切ないけど綺麗に終わっていたので、書下ろし部分は無くても良いかなと思ったけど、まぁ幸せなのが一番か。癖のあるお話だけど面白かったし、やっぱり好きだなぁと思いました。
2016/11/26
はるぱか
作者の旦那さんは大塚英志氏です。作中で月哉さんがカードを使って小説を書きますが、これは大塚氏が「物語の体操」で解説している「おはなしの作り方」のこと。作者本人が投影されている設定であることを踏まえて読むとより深く楽しめると思います。/18歳のフリをして大学に通う37歳の主人公が、内縁の夫との共依存関係から独立して「おおきくなる」までのお話。いつまでも少女でいる主人公の心理描写が細かく描かれており、元少女マンガ家であることを強く感じさせます。切なく悲愴感を感じる一方で、小さな幸せを暖かく感じさせてくれる作品
2009/12/01
すすぎ
相変わらずわがままで自分で責任を取らず依存しながら生きているけど、前作よりは成長したのかも…いや前より甘えてる。ただファンタジー世界に逃げ込まない分、読みやすくなっている。小説としては欠点もたくさんあるし、読みにくい部分もある。でもメフィスト連載時、このシリーズを楽しみにしていた。淋しかったわたしには、2人が羨ましかった。そんなことを思い出した。
2015/02/14
天城春香
私は発達障害というガキみたいな言動を繰り返してしまう呪いにかかっているが、それでもおおきくなれるかね。
2012/11/25
街森
5話入れてくれて良かった
2012/10/03
感想・レビューをもっと見る