復刻版 少年滿洲讀本 (徳間文庫カレッジ な 1-1)
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復刻版 少年滿洲讀本 (徳間文庫カレッジ な 1-1) / 感想・レビュー
おおにし
満州国はいったいどんな国だったのだろうか。満州引き揚げ時の悲惨な話ばかり聞いてきたせいか、満州に対して明るいイメージはなかったがこの幻の観光ガイドブックを読んでいるうちに私も満州へ行ってみたくなった。本質的には日本の傀儡政府だったのかもしれないが、「五族協和」を理念とした近代都市が確かにそこに存在したのではないだろうか。もっと満州について知りたくなった。
2016/01/06
澄
父親と息子二人の満州国への旅行記の形を取った満州国の紹介。プロパガンダ的と受け取るれるが、五民族の共存を図ること、島国根性で排他的な日本人を否定したりと日本寄りの主張だけでもない。当時の満州国、環境を知るに参考になる。
2016/05/03
Hiroshi
昭和13年5月に刊行されたベストセラー「少年滿洲讀本」の復刻版。夏休みに父親と満州旅行をすることになった中2と小6の兄弟が、行く前に満州について勉強し、大連から東満・北満・蒙古・熱河と旅をする。満州は、長白山脈・小興安嶺・大興安山脈に囲まれた平野で、大陸性気候で良く晴れ日照時間が長い。大豆が特産で、地下資源が豊富だ。満州は封禁の地が開放された所であり、満州人・蒙古人・朝鮮人・白露人・漢人・日本人が住む地だ。五族協和と王道楽土を掲げてはいるが、支配するのは兄たる日本人だと。入植者慰安列車があったとは驚く。
2018/03/04
ミルフィーユ
当時の日本の雰囲気がわかる本。
2017/08/14
atsosd
現代の地図帳と見比べながら読みました。満州、現中国東北部への関心が深まりました。
2022/03/20
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