ZINGNIZE(7) (リュウコミックス)
ZINGNIZE(7) (リュウコミックス) / 感想・レビュー
北白川にゃんこ
サンシタは所詮サンシタ…
2023/12/27
コリエル
わらいなく本人が言うとおり、最期の最期にきてようやく風魔小太郎の人格が見えてきた。仕えるべき主君から見離された思いを抱き、天下人からはその器量の小ささを看破され、虚勢を張り続けた男。戦乱の世が続いていれば彼の居場所も残ったろうが、徳川の世には生きられなかった。わりと切ない幕引き目前。
2022/06/06
じぇろポーta
「下郎の取った首は下郎の首よ。下郎に首の価値は決められやせん」インフレした伝奇物によくあるこいつこんなに強いのになんで表舞台でトップにならないの?に対するアンサーである秀吉の突き放したセリフに痺れる。「俺は狗じゃねえ!」「俺こそ乱世だ!」と強弁する小太郎の姿がほとんど哀れですらある。作者あとがきでやっと小太郎のキャラクターが生きた感じがすると言っているが、まさに。初登場時はこんな滑稽さ哀しさを帯びたキャラになるとは思ってなかったわ。それはそれとして甚内の切り札が無体すぎて笑う(絵面も異様に格好いい)。
2022/06/03
蝉、ミーン ミーン 眠ス
遂に空間を切り裂く忍法まで出てきたしさすがにこれでは風魔小太郎もなすすべなしだろうが、もし万が一これでも生き残ったら次にどんな秘術が繰り出されるのかという楽しみもあるし、どちらにせよ決着となるであろう次巻発売が待ち遠しい。
2022/03/12
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