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裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか (ゼノンコミックス)

裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか (ゼノンコミックス)

裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか (ゼノンコミックス)

作家
松橋犬輔
北尾トロ
出版社
徳間書店
発売日
2011-06-20
ISBN
9784199800214
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裁判長!ぼくの弟懲役4年でどうすか (ゼノンコミックス) / 感想・レビュー

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mitei

まさか著者自身の弟が逮捕されるってすごい運だな。でもいい家族だなと思った。実際の裁判の様々な目線から描かれていて面白く読めた。

2016/08/24

さらば火野正平・寺

これは静かに驚いた。著者である漫画家・松橋犬輔の実弟の裁判を描いた実録漫画。読む前から勝手に冤罪ものかと思っていたが、実弟は確かに犯行に及んでいる(未成年の売春斡旋)。松橋家は母子家庭。男三人兄弟を女手一つで育てあげた(三人共大学に行かせている!)お母さんの心労が切ない。リアルなタッチの絵だが、明るいタイプのリアルなのが救われる。冒頭に著者が編集者と行った喫茶店のウエイトレスが巨乳である等の読者への明るいサービス精神が逆に切ない。著者の職場への悪意ある悪戯電話の嘲笑が腹立たしい。勇気ある一冊。

2014/11/30

こばまり

傍聴漫画の作者が、よもや身内の刑事裁判を傍聴する羽目になろうとは。哀しいかな、漫画としても面白いのです。驚愕や動揺、怒りや嘆きを一旦脇へ置き、冷静に作品として昇華できたことに敬意を表したいと思いました。

2015/01/01

えがお

裁判傍聴漫画著者の実弟が逮捕され刑事裁判、弟の裁判を傍聴するという実話。母子家庭3兄弟末っ子のために苦労して育てた母が証言台に立ち、「本当は優しくていい子なんです」証言するシーン、実話ならではのリアリティが伝わってきて不覚にも涙。著者自身もプロ意識で絞り出すように書いた渾身の一作だが、著作読んでお母様はショックのあまり、著者と口をきかなくなってしまったそう。事件からすでに7年。おそらく良心欠落しているサイコパスという印象持つ弟さんが更生していることを願う。子を持つ母、母を持つ子は一読価値あり!U

2016/08/23

鷹図

裁判傍聴マンガ家としてブレイクした作者。ドラマ化され、増刷もかかった。しかしある日、実の弟が逮捕され…。事件といっても盗撮か、せいぜいひき逃げくらいの事案でしょ、と構えず読んでいたら、「アヤパンもみのさんもミヤネさんも弟の名前を口に」する、ガチの〝犯罪〟で驚く。本書は身内の不幸をネタにした下品なシロモノでも、身内弁護に終始するわけでもなく、ある種の説明責任を果たすべく描かれた、渾身のノンフィクションである。当事者家族としての葛藤に揺れつつも、それを真摯に、粛々とエンターテイメントに仕上げる漫画家魂に敬礼。

2013/05/05

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