KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ぼくの小鳥ちゃん

ぼくの小鳥ちゃん

ぼくの小鳥ちゃん

作家
江國香織
出版社
あかね書房
発売日
1997-11-01
ISBN
9784251008060
amazonで購入する

ぼくの小鳥ちゃん / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

masa@レビューお休み中

舞い降りてきた天使のように、雨の日の朝に僕の前に小鳥ちゃんが現れた。真っ白な体躯に、ピンクのくちばしと足をもつ、キュートな彼女は、現れてすぐにぼくの小鳥ちゃんとなった。ぼくの小鳥ちゃんはかわいい。気まぐれなところも、素直でないところも、かわいいのだ。毎日、ぼくが仕事から帰ってくると出迎えてくれる。散歩に行くときも、ごはんを食べに行くときも、デートに行くときでさえ、一緒についてくる。でも、それすらもかわいく思えてしまうのだ。それどころか…ぼくの前から、小鳥ちゃんがいなくなることの方が不安に思えてしまうんだ。

2013/10/08

里季

ああ、癒された、癒された。「ぼく」のとこに突然やってきた白い小鳥ちゃん。くちばしと脚が濃いピンク色。ぼくとガールフレンドと小鳥ちゃんの三人(?)のほのぼのとした暮らしの日々。イラストがとっても素敵。切り取ってフレームに入れて飾りたくなる。江國さんの文章はやはり好きだ。たとえば、彼女は花で言うと黄色いカーネーションのように清潔で、数字で言うと2のように気がきいている」とか、「まだ寒いけれど、その寒い空気の粒の一つ一つにたしかに春が含まれている」とか。そして、出てくる食べ物美味しそうなことよ!

2014/06/28

hirune

小鳥ちゃん、可愛い♡ワガママでも気まぐれでも全然良いから、私のところへ飛んできてくれたら私だって尽くしちゃうのに!私も僕の彼女さんと同じで、小鳥には小鳥の食べ物をと思うけど、小鳥ちゃんはそういう縛りの子ではないようなのでいいことにします。可愛いから。絵もほのぼのとして微笑ましい☆とにかく大好きです〜(#^.^#)

2015/09/06

Rosemary*

雪の降る寒い朝、いきなりやってきた小鳥ちゃん。まるで女の子みたいにちょっとワガママ言ったりぼくの彼女にやきもち焼いたり。そんな二人?の距離感だったのに、小鳥ちゃんが他の家にでくつろいでいるのを見て、愕然としたぼく。それを感じた二人?のやりとりがなんとも言えず上手いなぁと思えた。イラストもとても可愛いい。

2014/04/23

cache-cache

10代の頃何度再読したことか。こんな恋愛できたらなと思っていた。言葉にしなくても相手の気持ちを感じる。大切な人ができると顔を見れば、手を繋げば、なんだか分かる。スケートをしている時みたいに、まっすぐ同じ方向を見て、一緒にすいすいと進んで行ければとても幸せ。幸せってすごくシンプルなことな気がする。

2010/11/10

感想・レビューをもっと見る